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保活(園活)はいつから始めればいい?時期別にやることを全部まとめました

「保活(園活)って、いつから始めればいいんだろう」——妊娠中や育休中に、一度はそう思いますよね。

周りのママ友が「もう動いてる」と言っているのを聞いて焦ったり、ネットで調べたら情報が多すぎてどこから手をつければいいかわからなくなったり。保活(最近では「園活」とも呼ばれます)は、知っている人と知らない人でスタートラインが大きく変わるのが現実です。

私は保育教諭として毎年たくさんの入園希望者を迎えてきましたし、自分自身も3人の子どもを保育園・幼稚園に通わせた経験があります。「受け入れる側」と「預ける側」、両方の目線を持っている立場から、本音で書きます。

目次
  1. 保活(園活)はいつから始めるべき?
  2. 【時期別】いつ・何をすればいいか
  3. 情報収集で最初に知っておくこと
  4. 園見学で絶対に見てほしいこと
  5. 申込〜結果までの流れ
  6. 「落ちた」ときはどうする?
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

保活(園活)はいつから始めるべき?

ざっくり言うと、妊娠中〜生後6ヶ月あたりには情報収集を始めておきたいです。

なぜそんなに早いかというと、4月入園を希望するなら申込締め切りが前年の10〜11月になることが多いからです。逆算すると、秋に申込をするには夏には候補園を絞り終えていないといけない。見学を複数園するとなると、さらに前から動く必要があります。

都市部では「妊娠がわかったとき」から動いているご家庭もあります。地方は比較的余裕があることも多いですが、人気の園には早い段階から見学予約が入ります。「うちは地方だから大丈夫」と油断していると、見たかった園の見学枠がすでに埋まっていた、なんてことも。

ちなみに最近「保活」ではなく「園活」という言葉も広まっています。保育園だけじゃなく、幼稚園や認定こども園も含めて自分の子どもに合った園を探す、というニュアンスです。このサイト「園活ナビ」でも、そういった幅広い視点でお伝えしています。

【時期別】いつ・何をすればいいか

赤ちゃんを連れて保育園を見学するお母さんと迎える保育士のシーン

「今どの時期か」によってやることが全然違います。当てはまる時期だけ読んでもらえれば大丈夫です。

妊娠中〜生後3ヶ月は「ゆるく情報を集める」だけでいい

この時期は焦らなくて大丈夫です。ただ、何も知らないまま育休に突入するより、ぼんやり全体像を把握しておく方が後がラクになります。

まずやることは2つだけ。①自治体のホームページで近くの園をざっくり確認すること、②保育料の目安と無償化の対象を調べておくこと。これだけで十分です。園活ナビでも地域ごとに園を検索できるので、ぜひ使ってみてください。

生後3〜6ヶ月になったら「候補を絞って見学予約」

赤ちゃんのリズムが少し落ち着いてきたら、具体的に動き始めましょう。

通勤経路・延長保育・保育方針などを軸に候補園を3〜5園に絞り、見学予約を入れ始めます。人気の園は見学枠がすぐ埋まるので、気になる園は早めに連絡してください。あわせて、職場復帰の時期を会社と相談しておくと、申込のスケジュールが立てやすくなります。

生後6ヶ月〜申込前が「一番動く時期」

ここが本番です。候補園を実際に見学して、直感も含めて比較していきます。見学で感じたこと(先生の雰囲気・子どもたちの様子・においや清潔感)はその場でメモしておくこと。時間が経つと記憶がごちゃごちゃになります。

申込に必要な書類(就労証明書など)は、自治体窓口かホームページで早めに確認しておきましょう。会社に就労証明書を依頼すると時間がかかる場合があるので注意です。

申込時期(4月入園なら10〜11月)は「書類を揃えて出すだけ」

ここまで動いてきた人は、あとは書類を揃えて提出するだけです。第1希望だけでなく、できれば5〜6園書いておくと内定の可能性が上がります。「この園でもいい」と思える園をなるべく多く書いておくのがコツです。

情報収集で最初に知っておくこと

情報収集で一番最初にやってほしいのは、「自分の家庭が何点になるか」を確認することです。

認可保育園に入れるかどうかは「保育の必要性の点数(指数)」で決まります。フルタイム共働き・ひとり親・育児休業中など、家庭の状況によって点数が変わります。自治体の窓口に行けば「うちは何点になりますか?」と聞くだけで教えてもらえます。ネットの情報は自治体ごとに違うので、必ず自分の住む市区町村で確認してください。

もう一つ知っておいてほしいのが、「認可・認可外・こども園・幼稚園」の違いです。

認可保育園は国の基準を満たした園で、保育料が収入に応じて変わります。認可外は基準外ですが、その分柔軟な対応が多い。認定こども園は保育園と幼稚園の機能を合わせ持っていて、就労していなくても入れるケースがあります。幼稚園は3歳から、保育時間は短めですが教育に特化しているところも多いです。

「認可じゃないとダメ」ということはないです。家庭の状況と子どもの性格に合った選択が、何より大事だと思っています。

園見学で絶対に見てほしいこと

見学に行ったとき、パンフレットに書いてあることより「目に見えるもの」を信頼してください。

一番大事なのは、先生たちの表情と子どもへの関わり方です。子どもに声をかけるときの言葉遣い、目線の合わせ方、笑顔の自然さ。これは見学でしか確認できないし、どんな口コミより正確な情報だと思っています。

あとは実際に確認しておきたいこととして、延長保育の時間と料金、病気のときの呼び出し基準(何℃から?)、給食のアレルギー対応、園庭の広さあたりは聞いておくといいです。

見学は午前中が活動時間で子どもが動き回っている時間帯なので、できれば午前中に行くのがおすすめです。昼過ぎはお昼寝の時間で静かになるので、印象がかなり違います。同じ園でも2回来ると「本当の雰囲気」がわかることがあります。

子どもを預けるのは施設ではなく人です。「なんとなく先生が好き」という直感を大事にしてください。

また、園活ナビMAGAZINEでは、実例つきチェックリストを無料でダウンロードできます。

せひ、ダウンロードして活用してくださいね。

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申込〜結果までの流れ

保育園の申込書類を自宅で記入するお母さんのシーン

4月入園の場合、大まかな流れはこうです。

10〜11月に申込書類を自治体に提出して、12月に選考が行われます。1〜2月に内定通知が届いて、3月に入園説明会と健康診断、用品の購入。4月から入園、という流れです。

注意してほしいのが、「内定通知が来た=確定」ではないこと。その後に説明会への参加・追加書類の提出・入園費用の振込などがあります。内定後も気を抜かずに動いてください。

「第1希望に入れなかった」ということも、待機児童が多い地域ではよくあります。第3希望まで「ここでもいい」と思える園を書いておくと、内定の可能性がぐっと上がります。

「落ちた」ときはどうする?

通知が来た瞬間、本当に落ち込みます。わかります。でも選択肢はまだあります。

まず認可外保育園や企業主導型保育所を探すこと。認可にこだわりすぎなければ、質の高い園が見つかることは多いです。実際私も最初の子のとき認可外に入れましたが、先生が温かくて結果的にすごくよかった経験があります。

認可に入れなかった証明があれば、育休を1歳半〜2歳まで延長することもできます。会社への申請が必要なので、早めに人事担当に確認してください。

もし復帰時期を少しずらせるなら、幼稚園や認定こども園の一時預かりを週数日使いながら求職活動を続ける、という方法もあります。「すぐフルで復帰」だけが選択肢じゃないです。

「落ちたらそこで終わり」じゃないので、まず深呼吸して、自治体の窓口か園活ナビの相談を使って次の手を一緒に考えてみてください。

【まとめ】

保活(園活)で後悔しないための一番のコツは、「早めに情報を持っておくこと」です。完璧な準備じゃなくてもいいです。

まず自治体のホームページを開いて、近くの園を一つ検索してみる。それだけで「知っている人」になれます。

最終的に大事なのは偏差値でも評判でもなく、「この園に預けたい」と思えるかどうか。見学に行って、先生の顔を見て、子どもたちの様子を見る。その直感が一番の判断材料になります。

保育教諭が子どもと保護者を笑顔で迎えるシーン

【編集部より:アボ隊長のコメント】

保育教諭として毎年4月の入園を迎えてきました。見学に来た保護者の方が「この園に決めました」と言ってくれる瞬間が、本当に嬉しいんですよね。「選んでもらえた」という気持ちは、現場の先生にとってすごく励みになります。

私自身も3人の子どもを保育園・幼稚園に通わせましたが、正直最初の子のときは保活を完全になめていました。「なんとかなるだろう」と思ったまま動き出したのが申込の2ヶ月前で、第1・2希望がどちらも落ちて、認可外に駆け込んだ経験があります。

でも結果的に、その認可外がすごくよかった。先生が一人ひとりの子どもをちゃんと見てくれる、温かい環境で、今でも感謝しています。「落ちた=終わり」じゃないことは、自分の経験から自信を持って言えます。

見学に行って「ここだ」と感じた直感の方が、口コミや評判より正確なことが多いです。ぜひ足を運んでみてください。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児のママ)

※本記事の情報は一般的な目安です。申込時期・書類・指数の計算方法は自治体によって異なります。必ずお住まいの市区町村の窓口にご確認ください。

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