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遊びと生活

子どもと一緒にできる簡単料理|年齢別おすすめキッチン活動

子どもって、キッチンに立つ大人のことをよく見ていますよね。
「やりたい!」
「まぜたい!」
「それ持ちたい!」
そんなふうに興味をもつ時期、あると思います。

でも実際は、時間がない。汚れる。危ない。こぼれる。正直、余裕がない日は「今日は無理……」ってなりますよね。

それでも、子どもと一緒に料理をする時間って、食べることへの興味が育ったり、自分でできた達成感が味わえたりして、思っている以上にいい時間になることがあるんです。しかも、最初から“料理を完成させる”ことを目標にしなくても大丈夫なんですよね。ちぎる、混ぜる、のせる、運ぶ。そんな小さな関わりでも、立派なキッチン活動なんです。

この記事では、子どもと一緒にできる簡単料理やキッチン活動を、年齢別にわかりやすく整理しながら、家庭で続けやすいコツや安全のポイントまで、保育教諭として見てきたことと、3児の母としての本音も交えてまとめていきますね。

目次
  1. 子どものキッチン活動は何がいいの?まず知っておきたいこと
  2. 1〜2歳ごろにおすすめのキッチン活動
  3. 3〜4歳ごろにおすすめの簡単料理
  4. 5〜6歳ごろにおすすめのステップアップ体験
  5. 親がラクになる進め方|続けやすいコツ
  6. 安全に楽しむためのキッチンルール
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どものキッチン活動は何がいいの?まず知っておきたいこと

子どもと料理をすると、どうしても「ちゃんとできるかな」「失敗しないかな」と完成に目が向きやすいですよね。でも、子どものキッチン活動って、実は完成度より“関わったこと”自体に意味があるんです。

食材に触る。においをかぐ。色の変化を見る。混ぜる音を聞く。料理って、五感をたくさん使いますよね。だから、ただ食べるだけよりも、食べものへの関心がぐっと広がりやすいんです。

それに、「自分でやった」があると、食べる意欲にもつながりやすいです。ふだんは野菜を嫌がる子でも、自分でちぎったレタスは食べる、なんてこと、けっこうあるんですよね。

最初から上手にやる必要はありません。年齢に合った“できること”を少しずつ増やしていけば、それで十分なんです。

アボ隊長の実体験
うちでも、料理をしたから急に何でも食べるようになった、なんてきれいな話ばかりではなかったです。でも、「これ自分がまぜた」「これのせた」と言うだけで、食卓の空気がちょっと変わることは何度もありました。食べる量より、まず“関わる楽しさ”が大事なんですよね。

1〜2歳ごろにおすすめのキッチン活動

1〜2歳ごろは、まだ“料理を作る”というより、“食材や道具に触れてみる”時期ですよね。だから、やることは本当に小さくて大丈夫です。

たとえば、レタスをちぎる。いちごのヘタを取る。パンに具をのせる。ボウルに材料を入れる。こういうシンプルな作業は、小さい子でも参加しやすいです。

この時期は、手で触ることそのものが楽しいんですよね。やわらかい、かたい、つめたい、ベタベタする。そういう感覚も立派な体験です。だから、少しぐちゃっとなっても、こぼれても、まずは「やってみた」が大事なんです。

おすすめの簡単料理でいうと、
・ちぎりサラダ
・食パンピザのトッピング
・ヨーグルトにフルーツをのせる
・おにぎりをにぎる前のごはんに触れる
このあたりは始めやすいです。

アボ隊長の本音
この時期の料理って、正直“手伝い”というより“イベント”です。早く終わらせたい日にやると親がしんどいんですよね。だから私は、時間に余裕がある日だけにしていました。それで十分だと思っています。

3〜4歳ごろにおすすめの簡単料理

3〜4歳ごろになると、「自分でやりたい」がかなり強くなってきますよね。混ぜる、こねる、のせる、型を抜く、並べる。こういう作業は、かなり満足感が高い時期です。

おすすめなのは、工程が見えやすい料理です。やったことが結果につながると、子どもも達成感を感じやすいんですよね。

たとえば、
・ホットケーキを混ぜる
・餃子の皮に具をのせる
・クッキーの型抜き
・サンドイッチづくり
・ハンバーグをこねる
・ピザトーストを作る
こういうメニューは、比較的取り入れやすいです。

この時期は、「順番を守る」「これを入れたら次は混ぜる」みたいな流れも少しずつ理解しやすくなります。ただ、まだ力加減はむずかしいので、卵を勢いよく割って大惨事、なんてこともありますよね。それも含めて、練習の途中なんです。

アボ隊長の実体験
3〜4歳って、できることが増えるぶん、親の期待も上がりやすい時期だなと感じます。でも、実際は“半分できたらすごい”くらいで見ていたほうが、お互いラクでした。完璧を求めると、一気にしんどくなるんですよね。

5〜6歳ごろにおすすめのステップアップ体験

5〜6歳ごろになると、かなり“料理している感”のある体験がしやすくなってきます。もちろん個人差はありますが、説明を聞いて順番を意識したり、少しだけ先を考えて動いたりしやすくなる時期ですよね。

おすすめなのは、
・ゆでたじゃがいもをつぶす
・卵を割る
・具材を並べる
・簡単なサラダを和える
・おにぎりをにぎる
・おやつの盛りつけをする
・計量スプーンで量る
こうした“役割”がはっきりした活動です。

さらに、包丁や火はまだ慎重さが必要ですが、大人がしっかり見守る前提で、やわらかい食材を切る練習や、加熱中ではない調理工程を任せることもあります。この時期は、「自分で全部やりたい」が出やすいので、どこまで任せるかの線引きも大事なんですよね。

アボ隊長の本音
年長さんくらいになると、本当に頼もしく見える瞬間があります。でも、その分「もうできるでしょ」と思いすぎると危ないんですよね。できることが増えても、見守りはまだまだ必要。ここ、大人が勘違いしやすいところだなと思います。

親がラクになる進め方|続けやすいコツ

子どもとの料理って、1回やって終わりより、「たまにでも続く」ほうが意味を感じやすいですよね。だからこそ、親がラクに続けられるやり方が大切なんです。

まずおすすめなのは、全部を一緒にやらないことです。最初から最後まで参加させようとすると、親がかなり疲れます。今日は混ぜるだけ、今日はのせるだけ、今日は最後の盛りつけだけ。そんなふうに“1工程だけ参加”にすると、かなりやりやすくなります。

次に、時間がない日にやらないこと。これ、本当に大事です。夕飯作りのピークにやると、どうしてもイライラしやすいんですよね。休日の朝、余裕のあるおやつ時間など、少し気持ちに余白があるときのほうが向いています。

それから、汚れてもいい前提にすること。新聞紙やふきんを先に用意しておくだけでも、気持ちが全然違います。

アボ隊長の実体験
子どもとの料理がうまくいく日は、だいたい親の心に少し余裕がある日でした。逆に、急いでいる日にやると“食育”どころじゃなくなるんですよね。だから私は、料理を楽しむ日と、普通に済ませる日を分けていました。

安全に楽しむためのキッチンルール

キッチン活動でいちばん大事なのは、やっぱり安全です。楽しい時間だからこそ、最初にルールをはっきりさせておくと安心なんですよね。

たとえば、
・大人のそばでやる
・走らない
・包丁や火の近くには勝手に手を出さない
・熱いものには触らない
・使う前と後に手を洗う
こういう基本は、毎回短く伝えるだけでも違います。

また、踏み台を使うならぐらつかないものにする、持ち手が危ない道具は手の届かないところに置く、熱い鍋やフライパンの向きに気をつける。こういう環境づくりも大事です。

“何をやらせるか”と同じくらい、“何をやらせないか”も大切なんですよね。子どもの成長に合わせて、できることだけを切り取って任せる。それで十分なんです。

アボ隊長の本音
子どもと料理すると、つい「できた!」に目が向きますよね。でも、私はそれ以上に“無事に終わる”を大事にしたいなと思っています。安全に楽しく終われたら、それだけでかなり成功です。

【まとめ】

子どもと一緒にできる簡単料理は、特別なメニューでなくても大丈夫です。1〜2歳ならちぎる、のせる、入れる。3〜4歳なら混ぜる、こねる、型を抜く。5〜6歳なら量る、並べる、和えるなど、年齢に合わせてできることを少しずつ広げていけば十分なんですよね。

大切なのは、上手に作ることより、食材に触れること、やってみること、自分で関わった達成感を味わうことです。そして続けるためには、親が無理しすぎないことも同じくらい大切なんです。全部を一緒にやろうとせず、1工程だけ参加でもOK。時間がある日に、できる範囲で楽しめたらそれで十分です。

子どもとのキッチン活動は、食育であり、遊びであり、親子の時間でもあります。がんばりすぎず、今の年齢に合う“ちょうどいい関わり方”を見つけていけたら十分なんです。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どもと料理って、きれいごとだけじゃ回らないですよね。汚れるし、時間かかるし、思ったより進まないし、「今じゃなかった……」って日も普通にあると思います。私も何度もありました。

でも、子どもって、大人が思う以上に“自分でやった”を覚えているんですよね。混ぜただけでも、のせただけでも、「これ作った」がうれしい。その気持ちは、食べることや生活への自信につながっていくんだろうなと感じます。

だから、毎回ちゃんとやらなくて大丈夫です。パンにのせるだけの日があってもいいし、レタスをちぎるだけの日があってもいい。親子ともに気持ちよく終われる形が、その家庭の正解なんだと思います。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な子育て・生活情報の提供を目的としており、各家庭の年齢や発達、安全環境に応じた見守りが必要です。刃物、火、熱い調理器具を使う場面では、必ず大人がそばで見守り、無理のない範囲で楽しんでください。

【相談窓口】

  • かかりつけの小児科
    調理中のやけど、誤飲、食材による体調不良などが気になるときに。
  • #8000(こども医療電話相談)
    夜間・休日に、けがや体調変化で受診の目安に迷ったときの相談先として。
  • 救急(119番)
    強いやけど、呼吸の異常、意識の変化など、緊急性が高い症状があるときに。
  • 市区町村の子育て支援センター・こども家庭センター
    親子の過ごし方や、家庭での遊び・生活習慣づくりも含めて相談したいときに。

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