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子育ての悩み

GW明けに子どもが保育園を嫌がる|5月の「登園しぶり」対処法

「GWが終わったら、急に保育園を嫌がるようになった……」
そんな5月の登園しぶり、ありますよね。

休み前まではふつうに行けていたのに、連休明けの朝になると泣く。着替えない。玄関で固まる。抱っこから下りない。保育園の前で大泣きして、親のほうまで心が折れそうになる。そんな朝を経験すると、「このままで大丈夫かな」「無理に行かせていいのかな」と不安になると思うんです。

でも、GW明けの登園しぶりは、めずらしいことではありません。長いお休みで生活リズムが変わったり、家でゆったり過ごした安心感が強くなったりして、また園生活に戻ることがしんどくなる子は少なくないんですよね。

大切なのは、「わがまま」と決めつけないことです。そして、朝のバタバタの中でも、できるだけ子どもの気持ちを受け止めながら、園と家庭で同じ方向を向いて支えていくことなんです。

この記事では、GW明けに登園しぶりが起こりやすい理由、家庭でできる対処法、避けたい声かけ、相談の目安まで、保育教諭として見てきたことと、3児の母としての本音も交えながら、わかりやすく整理していきますね。

目次
  1. GW明けに登園しぶりが増えやすいのはなぜ?
  2. 5月の「行きたくない」によくある理由
  3. 朝の対応はどうする?親がやりがちなNGも
  4. 登園しぶりがあるときの園との連携
  5. 休ませる?行かせる?迷ったときの考え方
  6.  保育士が感じる「5月の登園しぶり」との付き合い方
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

GW明けに登園しぶりが増えやすいのはなぜ?

GW明けは、子どもにとって切り替えがむずかしい時期です。大人でも連休のあとって、なんとなく体が重かったり、仕事モードに戻るのがしんどかったりしますよね。子どもも同じなんです。

特に小さい子は、休み中に家族と一緒に過ごす時間が増えると、「おうちが安心」「このまま一緒にいたい」という気持ちが強くなりやすいです。そこから急に保育園モードへ戻るのは、思っている以上に大仕事なんですよね。

しかも4月に入園や進級があった子は、やっと頑張って慣れてきたところでGWが入ります。そこでいったん気持ちがゆるみ、また連休明けに最初のしんどさが戻るような形になることもあります。

だから、GW明けに登園しぶりが出ても、それだけで「もう園が合っていない」と決めつけなくて大丈夫なことも多いんです。まずは、この時期特有の揺れとして見る視点も大切なんですよね。

アボ隊長の実体験
保育現場でも、5月の朝は空気が少し違いました。4月より泣かなくなっていた子が、GW明けにまた涙、というのは珍しくなかったです。だから私は、連休明けの涙を見ると「戻っちゃった」ではなく、「もう一回ここから整えていこうね」という気持ちで見ていましたよ。

5月の「行きたくない」によくある理由

GW明けの登園しぶりには、いくつか重なりやすい理由があります。

一つ目は、生活リズムの変化です。連休中は起きる時間、寝る時間、食事の時間が少しずれやすいですよね。そこから急に早起きに戻ると、眠い、だるい、機嫌が悪い、となりやすいです。

二つ目は、おうちの安心感が強くなることです。家族とゆっくり過ごして、「おうちっていいな」「ママやパパといたいな」という気持ちが大きくなると、離れるのがつらくなります。

三つ目は、園での小さな負担です。先生やお友達との関係、活動への参加、給食、お昼寝。大きなトラブルがなくても、子どもなりに頑張っていることってあるんですよね。連休でいったん緊張がゆるむと、その頑張りがまた重く感じられることがあります。

そしてもうひとつは、「まだうまく言葉にできないこと」です。なんとなくしんどい。なんとなく行きたくない。でも理由は自分でも説明できない。小さい子にはよくあることなんです。

アボ隊長の本音
親の立場だと、「何が嫌なの?」「理由を言ってよ」と思いますよね。でも、子どもって本当に“なんとなくしんどい”をうまく言えないことが多いんです。だから私は、はっきりした理由が出てこなくても、まずそのしんどさ自体を受け止めることが大事だと思っています。

朝の対応はどうする?親がやりがちなNGも

登園しぶりの朝って、時間もないし、親も焦りますよね。だからこそ、ついやりがちな対応があります。でも、その場では効いたように見えても、長引きやすくなることもあるんです。

まず大切なのは、子どもの気持ちを短く受け止めることです。
「行きたくないんだね」
「お休みのあとでしんどいね」
「ママと一緒がよかったね」
こんなふうに、まず気持ちに名前をつけてあげるだけでも、子どもは少し落ち着きやすくなります。

そのうえで、登園自体はできるだけシンプルに進めるのがコツです。長く説得しすぎると、かえって切り替えにくくなることもあるんですよね。
「先生と待ってるね」
「帰ったらいっぱいギューしようね」
など、短く安心できる言葉で送り出すほうがうまくいくことがあります。

逆に気をつけたいのは、
「なんで泣くの」
「もう赤ちゃんじゃないでしょ」
「早くして!」
みたいに責める言い方です。子どもはしんどい気持ちに加えて、責められたつらさまで重なってしまうんですよね。

また、毎朝ごほうびで釣る形が強くなりすぎると、「行きたくない」と言うこと自体が朝のやりとりになってしまうこともあります。楽しみを持たせるのは悪くないですが、それだけに頼りすぎないほうが安心です。

アボ隊長の実体験
うちでも、朝に長く説得した日は余計こじれやすかったです。逆に、気持ちは受け止めつつ、準備の流れは変えすぎないほうが、結果的に切り替えやすいことがありました。親もつらいんですけどね。朝は“丁寧だけど引っぱりすぎない”が大事だなと感じてきました。

登園しぶりがあるときの園との連携

登園しぶりがあるときは、家庭だけで抱え込まないことがとても大切です。園の先生に、朝の様子や家での変化を伝えるだけでも、かなり関わりやすくなるんですよね。

たとえば、
「連休明けから朝だけ泣くようになった」
「家では甘えが強い」
「夜の寝つきが少し悪い」
そんな情報があると、園側も受け止め方や声かけを合わせやすくなります。

逆に、園での様子を聞くことも大事です。朝は泣いても、そのあと遊べているのか。給食やお昼寝はどうか。特定の場面でしんどくなりやすいのか。そこがわかると、「登園の別れ際がつらいだけなのか」「日中もかなり負担が大きいのか」が見えてきます。

先生に伝えるときは、完璧にまとめなくて大丈夫です。「最近ちょっと気になっていて」と一言相談するだけでも十分なんですよね。

アボ隊長の本音
保護者の方って、「忙しいのにこんなこと言っていいのかな」と遠慮されることが多いんです。でも、現場からすると、朝のしんどさを共有してもらえると本当に助かるんですよね。家と園で見えている姿がつながると、対応もしやすくなるんです。

休ませる?行かせる?迷ったときの考え方

ここ、すごく悩みますよね。泣いて嫌がるなら休ませたほうがいいのかな。でも毎回休ませていたら、もっと行きづらくなるのかな。親として本当に迷うところだと思います。

まず大前提として、発熱や強い体調不良があるなら無理はしないことです。それとは別に、体調は大丈夫そうだけど気持ちの面でしんどい、というときは、数日単位で全体を見ていくことが大事です。

朝は泣いても、園に行けば遊べているなら、まずは生活リズムを戻すことを優先しながら、園と連携して様子を見る考え方もあります。反対に、園でもずっと表情が暗い、食事や睡眠にも影響が強い、しんどさがどんどん強くなっている、という場合は、一度立ち止まって考える必要があることもあります。

つまり、「泣いたら休み」「泣いても必ず行く」と一律で決めるより、その子の状態と続き方を見ることが大切なんですよね。

アボ隊長の実体験
私も子育ての中で、「今日は押して行ったほうがいいのか」「今日は一回休んだほうがいいのか」で迷ったことが何度もあります。結局感じるのは、正解ひとつではないということです。ただ、親が一人で決め続けると苦しくなるので、園と一緒に見てもらえるだけでもかなりラクになります。

 保育士が感じる「5月の登園しぶり」との付き合い方

保育現場で見ていると、5月の登園しぶりは「早くなくそう」と思いすぎないほうがうまくいくことがあります。もちろん、つらいものを長引かせたいわけではありません。でも、子どもの中では、今ちょうど切り替えの練習をしている最中なんですよね。

朝泣いても、先生に抱っこされて少しずつ落ち着く。好きなおもちゃに触れて気持ちが戻る。お友達の遊びに引き込まれて笑顔になる。そういう小さな積み重ねで、また園の安心感が戻ってくる子も多いです。

だから、登園しぶりがあるときほど、「泣かないこと」だけを目標にしすぎないほうがいいんです。泣いても戻れる。嫌だったけど行けた。朝は崩れたけど、あとから遊べた。そういう回復の力も大事なんですよね。

アボ隊長の本音
GW明けの登園しぶりって、終わらないように感じる朝があるんです。でも、保育でも子育てでも、本当に少しずつ変わっていくことが多かったです。だから今つらい方には、「今だけ切り取って全部ダメだと思わなくて大丈夫」と伝えたいです。

【まとめ】

GW明けに子どもが保育園を嫌がるのは、長い休みのあとで生活リズムや気持ちの切り替えがむずかしくなるからでもあります。おうちの安心感が強くなったり、園での頑張りがまた重く感じられたりして、5月は登園しぶりが出やすい時期なんですよね。

大切なのは、「わがまま」と決めつけず、まずはしんどい気持ちを受け止めることです。そのうえで、朝の流れはできるだけシンプルにし、園とも情報を共有しながら支えていくことが大事なんです。泣くか泣かないかだけで判断せず、そのあとどう過ごせているかまで見ていけると安心です。

今つらい朝があっても、それだけで全部がうまくいっていないわけではありません。親だけで抱え込まず、その子に合うペースを周りと一緒に探していけたら十分なんです。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

GW明けの登園しぶりって、親のほうも本当にこたえますよね。仕事もあるし、時間もないし、泣かれると胸も痛いし、「私の離れ方が悪いのかな」って自分を責めたくなることもあると思います。私も何度もそうでした。

でも、子どもって、しんどい時期があるからこそ、また安心の感覚を取り戻していくんですよね。だから、朝うまく送り出せなかった日があっても、それで全部がダメになるわけじゃありません。気持ちを受け止めることと、生活を回すこと、その両方をやっているだけでも十分頑張っています。

今まさにしんどい方には、完璧を目指しすぎなくて大丈夫、と伝えたいです。園の先生にも頼って、ひとりで抱えすぎずにいきましょう。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

  • かかりつけの小児科
    登園しぶりに加えて、睡眠、食欲、体調不良、強い不安の様子なども含めて気になることがあるときに。
  • 園の担任・主任
    朝の様子と園での様子をつなげて見たいときに。家庭と園で声かけや対応をそろえたいときにも。
  • 市区町村の保健センター/こども家庭センター
    子育て全般の不安として相談したいときに。発達や生活リズム、親のしんどさも含めて相談できます。
  • 児童発達支援センター・自治体の発達相談窓口
    登園しぶりが長く続くときや、ことば・対人面・切り替えの難しさなども合わせて気になるときに。

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