園活MAGAZINE

子どもの健康

子どものあせも|原因・予防・市販薬の選び方(保育士監修)

夏になると、首や背中に赤いぶつぶつができて「これ、あせもかな?」と心配になること、ありますよね。
とくに子どもは汗っかきで、肌もまだデリケート。気づいたらかゆがって、かきこわしてしまうことも少なくありません。

でも、あせもは毎日の過ごし方とスキンケアで、かなり防ぎやすい肌トラブルでもあります。
この記事では、子どものあせもの原因、家庭でできる予防、悪化させないケア、市販薬を選ぶ前に気をつけたいことを、ママ目線でわかりやすくまとめました。

目次
  1. 子どものあせもってどんなもの?
  2. 子どもがあせもになりやすい理由
  3. あせもを防ぐために家庭でできること
  4. あせもができたときのホームケア
  5. 市販薬はどう選ぶ?自己判断しすぎないのが大事
  6. 受診の目安
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どものあせもってどんなもの?

あせもは「汗の通り道」がつまって起こる

あせもは、汗をたくさんかいたときに汗の出口がつまって、皮膚にぶつぶつや赤みが出る肌トラブルです。子どもは体が小さいのに汗を出すしくみは大人と同じくらいあるため、汗をかきやすく、肌トラブルも起こりやすいとされています。

子どもにできやすい場所

できやすいのは、首、ひじやひざの内側、背中、後頭部、おむつまわりなど、汗がたまりやすく蒸れやすい場所です。ベビーカーや寝具に触れている部分も、熱がこもりやすいので注意したいポイントです。

白いあせもと赤いあせもがある

あせもには、白っぽい小さなぶつぶつが出るタイプと、赤みやかゆみが出るタイプがあります。とくに赤いあせもは、かゆくて子どもが触りやすく、かきこわしから悪化しやすいので早めのケアが大事です。

子どもがあせもになりやすい理由

とにかく汗をかきやすい

子どもは体温調節がまだ上手ではなく、少し動いただけでも汗をかきやすいです。しかも遊びに夢中になると、暑さや不快感を後回しにしてしまうので、気づいたときには汗びっしょり、なんてこともよくあります。

肌のバリアがまだ未熟

大人よりも肌が刺激に弱く、汗や汚れ、こすれの影響を受けやすいのも、あせもができやすい理由のひとつです。汗をかいたままの肌に衣類や寝具がこすれると、それだけでも荒れやすくなります。

蒸れやすい環境が重なる

夏場は室温や湿度が高くなりやすく、通気性の悪い服や寝具、おむつ、チャイルドシートなどでさらに蒸れやすくなります。あせもは「汗をかくこと」だけでなく、「汗が肌に残りやすいこと」も大きな原因です。

あせもを防ぐために家庭でできること

汗をかいたら早めにリセットする

いちばん大事なのは、汗をそのままにしないことです。
汗をかいたら、濡れタオルややわらかいガーゼでやさしく拭いて、必要なら着替えましょう。ゴシゴシこすると逆に刺激になるので、押さえるように拭くのがコツです。

お風呂ではやさしく洗う

入浴時は石けんをしっかり泡立てて、肌を包むようにやさしく洗います。洗いすぎや強くこする洗い方は、肌を傷めやすいので避けたいところ。洗ったあとは、泡が残らないようにきちんと流してあげると安心です。

服と寝具は「通気性」で選ぶ

汗を吸いやすく、風通しのよい素材の服を選ぶだけでも、肌の負担はかなり変わります。ぴったりしすぎる服より、少しゆとりのある服のほうが快適です。寝汗が多い子は、シーツやパジャマをこまめに替えるのも効果的です。

部屋の暑さと湿気をためない

エアコンや除湿を上手に使って、高温多湿になりすぎないようにすることも大切です。
「汗をかかせない」ではなく、「汗がたまりっぱなしにならない環境をつくる」と考えると、無理なく続けやすいです。

あせもができたときのホームケア

まずは汗と刺激を減らす

あせもができたときは、まず汗をためないこと、蒸れを減らすこと、肌を清潔に保つことが基本です。軽いあせもなら、こうしたケアを続けるだけで落ち着いてくることもあります。

かゆみがあるときはかきこわしに注意

赤みやかゆみがあると、子どもはどうしても触ってしまいます。爪を短くしておく、寝る前に汗を流す、肌に当たる服をやわらかいものにする、といった小さな工夫が悪化予防につながります。

こんなときは様子見しすぎない

かゆみが強くて眠れない、範囲が広がる、ジュクジュクしている、かきこわしてしまった、ケアしてもよくならない。そんなときは、ただのあせもではなく、湿疹や感染が重なっていることもあります。早めに小児科や皮膚科に相談するほうが安心です。

市販薬はどう選ぶ?自己判断しすぎないのが大事

先に知っておきたいこと

あせもが赤くなっていたり、かゆみが強かったりすると、「市販薬を使ったほうが早いかな」と思うこともありますよね。
ただ、市販薬は自己判断で適当に選ばず、薬剤師さんや登録販売者さんに相談して選ぶことがすすめられています。

とくに赤ちゃんは慎重に

月齢の小さい赤ちゃんは、見た目だけではあせも以外の肌トラブルと区別しにくいことがあります。赤ちゃんにあせものような症状が出たときは、市販薬で済ませようとせず、小児科や皮膚科で相談するほうが安心です。

薬を使っても良くならないとき

塗り薬を使っても数日たって改善しない、むしろ悪化している、何度も同じ場所にくり返す。そんなときは別の皮膚トラブルが隠れていることもあるので、受診に切り替えるのがおすすめです。

受診の目安

早めに受診したいサイン

次のような様子があるときは、小児科や皮膚科に相談してみてください。

  • かゆみが強くて眠れない
  • 赤みがどんどん広がる
  • ジュクジュク、黄色いかさぶた、膿っぽさがある
  • かきこわして傷になっている
  • 家でケアしてもよくならない
  • 何度もくり返す
  • 低月齢の赤ちゃんに出ている

夜や休日に迷ったとき

「今すぐ受診したほうがいい?」「朝まで様子を見て大丈夫?」と迷うときは、#8000が使えます。
#8000は、休日や夜間に、子どもの症状への対応や受診の目安を小児科医師・看護師に電話で相談できる窓口です。厚生労働省 #8000

また、こどもの救急(ONLINE-QQ)は、生後1か月〜6歳の子どもについて、診療時間外に受診の目安を確認するときに役立つサイトです。こどもの救急ONLINE-QQ

【まとめ】

子どものあせもは、汗をたくさんかくこと、汗が肌に残ること、そしてデリケートな肌が刺激を受けやすいことが重なって起こりやすくなります。

だからこそ、特別なことをするよりも、汗をこまめに拭く、着替える、やさしく洗う、蒸れにくい環境をつくる、といった毎日の積み重ねがいちばん大切です。

軽いうちなら家庭で落ち着くことも多いですが、赤みやかゆみが強いとき、長引くとき、かきこわしてしまったときは、無理に家だけで抱え込まず相談して大丈夫。

市販薬も便利ですが、自己判断で急がず、必要なときは専門家に頼るのが安心です。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

あせもって、最初は「夏だしよくあるやつかな」で済ませがちなんですよね。
でも、子どもって一回かゆくなると気になって触っちゃうし、そこから一気に悪化することがほんとにあります。

だから私は、薬をどうするかより先に、汗を残さないこと蒸れさせないことをめちゃくちゃ大事にしたい派です。
着替えを1回増やすだけでも違うし、寝る前にさっと汗を流すだけでもかなりラクになることがあります。

「これくらいなら様子見かな」と思う日もあるけど、ママが迷うくらいなら相談してOK。
がんばりすぎず、早め早めでいきましょう。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

かゆみが強い、赤みが広がる、ジュクジュクしているとき

かかりつけの小児科または皮膚科に相談

≪夜間・休日で受診の判断に迷うとき≫

子ども医療電話相談 #8000
休日・夜間に、子どもの症状への対応や受診の目安を小児科医師・看護師に相談できます。厚生労働省 #8000

受診するか迷うときの目安を確認したいとき

こどもの救急(ONLINE-QQ)
生後1か月〜6歳の子どもを対象に、診療時間外の受診目安を確認できるサイトです。こどもの救急ONLINE-QQ

園活MAGAZINEについて

園活マガジンは、園探しをもっと楽しくするための情報マガジン。
保育園や幼稚園、こども園の基本知識から、地域の子育て情報、先輩ママパパの体験談まで、知って得するヒントが満載です。