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ヘルパンギーナ|症状・保育園の登園基準・家庭でのケア方法

ヘルパンギーナって、名前を聞いた瞬間にちょっと身構えますよね。

急に高熱が出るし、のどが痛くて食べられない。
水もイヤがる。
しかも夏に流行りやすいので、園から「流行っています」と聞いてドキッとするママ・パパも多いと思います。

わたしも子どもが小さいころ、突然の高熱と「口が痛い」で何も飲めなくなったときは、かなり焦りました。熱だけでも心配なのに、水分までとれないとなると、親の不安は一気に上がるんですよね。保育の現場でも、ヘルパンギーナは毎年のように相談が多い夏の感染症でした。

でも、ポイントを知っておくと、落ち着いて見やすくなります。
この記事では、ヘルパンギーナの症状、保育園を休む目安、家庭でのケア、受診したいサインまで、親目線でわかりやすくまとめます。

目次
  1. ヘルパンギーナってどんな病気?
  2. よくある症状と見逃したくないサイン
  3. 家庭でのケア方法
  4. 食事・水分補給で気をつけたいこと
  5. 保育園はいつから行ける?登園の目安
  6. 受診を急ぎたいケースと相談先
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

ヘルパンギーナってどんな病気?

夏に流行しやすい乳幼児の感染症

ヘルパンギーナは、発熱とのどの痛み、口の中の小さな水ぶくれを特徴とする、いわゆる「夏かぜ」のひとつです。主に乳幼児に多く、夏に流行しやすい感染症として知られています。厚生労働省では、乳幼児を中心に夏に流行すると案内していて、国立成育医療研究センターでも、例年5月ごろから流行が始まり6〜7月がピーク、4歳以下がほとんどで1歳代がもっとも多いとされています。 

感染経路は身近です

うつり方は、飛まつ感染、接触感染、便を介した感染などです。つまり、きょうだい間や園で広がりやすいんですよね。症状がよくなってからもしばらく便にウイルスが出ることがあるので、手洗いは最後までかなり大事です。

アボ隊長の本音夏の高熱って、それだけで親は消耗しますよね。
しかも「口が痛い」で水まで拒否されると、ほんとに気が気じゃないんです。わたしも最初は、ただの夏風邪かなと思っていたら、のどの痛みが強くて一気に空気が変わったことがありました。

よくある症状と見逃したくないサイン

急な高熱とのどの痛みが目立ちます

ヘルパンギーナは、感染してから2〜4日ほどで突然発熱し、そのあとにのどの痛みや口の中の水疱が出てくるのが典型的です。熱は1〜3日、あるいは2〜4日ほど続くことがあり、食欲不振、だるさ、頭痛、不機嫌も見られます。のどの奥や上あごに小さな水ぶくれができて、それが破れて浅い潰瘍になると、食べたり飲んだりするのを嫌がる子もいます。

いちばん怖いのは脱水です

この病気で親が特に気をつけたいのは、口の痛みから水分がとれなくなることです。とくに乳児や小さい子は、哺乳や飲水が進まないだけで、思ったより早くぐったりしてきます。厚生労働省も脱水症に注意が必要と案内していて、成育医療研究センターでも経口摂取不良が脱水につながるとされています。 

まれでも注意したい症状もあります

ほとんどは自然によくなる病気ですが、熱性けいれんや、まれに髄膜炎、心筋炎などに注意が必要です。発症して2〜3日目以降に熱が強くなる、吐き気や頭痛が目立つ、様子がおかしいときは、早めに受診を考えたいところです。

アボ隊長の本音高熱より、実は「飲めない」のほうがあとから効いてくるんですよね。
うちでも、熱はあるけど水分は少しずつ取れていた日はまだよかったんです。逆に、口が痛くて何も受けつけない日は、親のほうがかなり緊張して見ていました。

家庭でのケア方法

基本は家でゆっくり休ませること

ヘルパンギーナには特別な治療薬やワクチンはなく、基本は症状をやわらげながら回復を待つ形になります。無理に動かさず、家で安静にして、しっかり休ませるのがまず基本です。解熱剤などは、医師の指示に沿って使う形になります。

手洗いとおむつ後のケアを丁寧に

家庭内で広げないためには、手洗いがとても大切です。とくにおむつ交換のあとやトイレのあと。発症した子のおむつ交換後は、流水と石けんでしっかり手を洗うことがすすめられています。

まず「元気さ」と「飲めるか」を見る

家庭で見るポイントは、熱だけではありません。
顔色はどうか。
機嫌はどうか。
おしっこは出ているか。
少しでも飲めているか。

ここを見ると、受診の判断もしやすくなります。

アボ隊長の本音親って、熱の数字に目がいきがちなんですよね。
もちろん高熱は心配なんですが、わたしは今は「飲めてる?」「おしっこ出てる?」をかなり重視しています。ここが崩れると、家で見ている不安も大きくなります。

食事・水分補給で気をつけたいこと

水分は少しずつで大丈夫

口の中が痛いと、ゴクゴク飲むのは難しいです。だから、一気に飲ませようとしなくて大丈夫です。少しずつ、こまめに、のどを通りやすいものを試すほうが現実的です。成育医療研究センターでも、脱水にならないよう少しずつ水分をとるよう案内しています。 

のどごしのよい食べ物を選ぶ

口の痛みが強いときは、熱いもの、塩気が強いもの、刺激のあるものはつらくなりやすいです。ゼリー、冷ましたおかゆ、プリン、ヨーグルト、やわらかいうどんなど、のどごしのよいもののほうが入りやすいことがあります。成育医療研究センターでも、口の中の痛みがあるときは、のど越しのよい食事がおすすめとされています。 

食べないときは「飲めるか」を優先でOK

1〜2食しっかり食べられなくても、まずは水分が入っていれば大丈夫なことが多いです。反対に、食べなくてもいいから飲んでほしい、という場面は本当にあります。ここは親のハードルを少し下げていいところだと思います。

アボ隊長の本音わたしも昔は「何か食べさせなきゃ」と焦ってました。
でも、こういうときは食事の完成度より水分です。アイスやゼリーしか無理な日もありましたが、「今日はそれでいこう」と割り切ったほうが親子ともにラクでした。

保育園はいつから行ける?登園の目安

登園の目安は「元気・解熱・食べられる」

ヘルパンギーナで小児科にかかった場合、熱が下がるまでは保育園や幼稚園は休み、家で安静にするのが基本です。そのうえで、全身状態が安定していて、発熱がなく、口の中の水疱や潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれるようになれば登園可能とされています。 

園では接触感染対策が大切です

こども家庭庁の保育所向け感染症対策ガイドラインでは、ヘルパンギーナの原因となるエンテロウイルスは、接触感染で広がりやすいものとして特に注意が必要とされています。保育中は手洗い、タオルの共用を避けること、環境を清潔に保つことが大切です。

便からのウイルス排出は続くことがあります

症状がよくなっても、便からウイルスが長く出ることがあります。だから、登園を再開したあとも、トイレ後やおむつ交換後の手洗いはしっかり続けたいところです。 

アボ隊長の本音親としては「熱が下がったからもう行ける?」って思いますよね。
でも、実際は“食べられるか”がかなり大事です。園って思っている以上に体力を使うので、朝だけ元気でも、口が痛くて食べられないなら、まだしんどいことが多いんです。

受診を急ぎたいケースと相談先

こんなときは早めに受診を

水分がほとんどとれない、おしっこが少ない、ぐったりしている、高熱が長引く、吐き気や強い頭痛がある、けいれんがある。こういうときは、早めに医療機関へ相談したいです。まれでも合併症があるため、いつもと違う様子は見逃したくありません。

アボ隊長の本音健康系の記事では毎回思うんですが、親が「様子見でいいのかな」と迷っている時間って、かなりしんどいですよね。
わたしは、飲めない・ぐったり・反応がいつもと違う、このあたりがそろったら、あまり我慢せず相談したほうがいいと思っています。

【まとめ】

ヘルパンギーナは、夏に乳幼児を中心に流行しやすい感染症で、急な高熱とのどの痛み、口の中の水疱が特徴です。

多くは自然によくなりますが、口の痛みから水分がとれず、脱水につながりやすいのが親としてはいちばん気をつけたいところです。

家庭では、無理に食べさせるより、まずは少しずつでも飲めることを優先して、のどごしのよいものを選びながらゆっくり休ませること。

保育園は、熱がなくなり、全身状態が落ち着いて、普段の食事がとれるようになってからがひとつの目安になります。

焦る場面も多い病気ですが、「飲めているか」「元気さはあるか」を軸に見ると、少し落ち着いて対応しやすくなります。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

ヘルパンギーナって、名前の強さにまずびびりますよね(笑)。
でも、実際に親がいちばん困るのは、熱そのものより「飲めない」「食べない」「登園はいつから?」の3つだったりします。

わたしも子どもがかかったときは、ゼリーひと口で拍手してました。
そのくらい、小さい一歩が大事な病気なんです。

元気がなくて飲めないときは、遠慮なく受診で大丈夫。
逆に、熱があっても少しずつ飲めていて、様子がそこまで悪くないなら、家でゆっくり見る時間も持てます。

親が全部ひとりで抱え込まないこと。
これ、ほんとうに大事です。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

  • かかりつけの小児科
    高熱、口の痛み、水分不足、登園の判断に迷うときの基本の相談先です。
  • #8000(こども医療電話相談)
    夜間や休日に「今すぐ受診したほうがいい?」と迷ったときに使いやすい窓口です。
  • 保育園・こども園
    登園届や再登園の考え方は園ごとに運用が違うこともあるので、回復してきたら確認しておくと安心です。

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