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子育ての悩み

子どもの爪噛み・指しゃぶり|やめさせるべき?原因と上手な対応

子どもの爪噛みや指しゃぶり、気になりますよね。

気づくと指が口に入っている。
爪がいつもガタガタ。
「これ、止めたほうがいいのかな」「クセになるのでは?」と、親としては心配になります。

わたしも3人育てる中で、指しゃぶりにも爪噛みにもちゃんと出会いました(笑)。1人目の長女は眠いときに指しゃぶり、2人目はテレビを見ながら爪をいじるタイプ。保育の現場でも、「見つけるたびに注意したほうがいいですか?」という相談は本当に多かったです。

でも、ここでまず伝えたいのは、すぐに強くやめさせようとしなくて大丈夫なことも多いということです。とくに指しゃぶりは、小さいうちは発達の中で見られる自然な行動でもありますし、年齢によって対応のしかたが変わります。

この記事では、子どもの爪噛み・指しゃぶりの原因、やめさせるべきかどうか、家庭でできる上手な関わり方を、アボ隊長らしくできるだけやわらかくまとめます。責めるより、整える。そんな目線で読んでもらえたらうれしいです。

目次
  1. 子どもの爪噛み・指しゃぶりはよくあること
  2. 指しゃぶりはいつまで様子見でいい?
  3. 爪噛み・指しゃぶりのよくある原因
  4. やってよかった家庭での対応
  5. 逆効果になりやすいNG対応
  6. 受診や相談を考えたいサイン
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どもの爪噛み・指しゃぶりはよくあること

まずは「親のせい」と思わなくて大丈夫

子どもの口まわりのクセって、見ている親のほうがソワソワするんですよね。
とくに爪噛みは見た目にも残るので、「ストレスなのかな」「愛情不足かな」と不安になる人も多いと思います。

でも、指しゃぶりは小さい子どもによく見られる行動です。東京都の資料でも、指しゃぶりは胎児期や乳児期から見られ、成長の中で自然に減っていくことが多いと整理されています。

爪噛みも、退屈なとき、不安なとき、集中しているときなどに出やすい子がいます。
つまり、すぐに「悪いクセ」と決めつけるより、その子なりの落ち着き方や手持ちぶさたのサインとして見るほうが、親の気持ちもラクになります。

アボ隊長の本音長女の指しゃぶりを見たとき、わたしも最初はかなり焦りました。
でも、寝る前だけとか、眠いときだけなら、ずっと続くわけじゃないことも多かったんです。見つけるたびに止めるより、「今この子は安心したいんだな」と見られるようになってから、こっちもだいぶ落ち着きました。

指しゃぶりはいつまで様子見でいい?

3歳ごろまでは無理に禁止しなくてOK

日本小児歯科学会では、指しゃぶりは3歳ごろまでは特に禁止する必要はないとしています。生活リズムを整えたり、外遊びや運動を増やしたり、手を握る、絵本を読むなどのスキンシップで安心感を満たしていくことがすすめられています。日本小児歯科学会 

4歳以降は「頻度」と「口への影響」を見る

とはいえ、ずっと様子見でいいわけではありません。
4歳以降も頻繁に続く、寝ている間もずっと吸っている、前歯が出てきた気がする、前歯が閉じにくい。こういうときは、少しずつやめる方向でサポートしていく時期です。

歯並びが気になるなら小児歯科へ

長く続く指しゃぶりは、出っ歯っぽくなる、前歯がかみ合いにくい、上の歯列が狭くなるなど、歯並びに影響することがあります。とくに3歳を過ぎても続いていて、口の状態が気になるなら、小児歯科に相談してみると安心です。

アボ隊長の本音ここ、親がいちばん迷うところなんですよね。
「まだ様子見でいいのかな」「もう介入したほうがいいのかな」って。わたしは、“年齢”だけじゃなく“いつ・どのくらい・口に変化があるか”で見るようにしていました。これだと、少し判断しやすかったです。

爪噛み・指しゃぶりのよくある原因

安心したい、眠い、退屈…気持ちの逃げ場になっている

指しゃぶりは、小さい子にとって安心するための行動になっていることがあります。眠いとき、緊張したとき、退屈なときに出やすいのはよくあることです。爪噛みも似ています。
怒られたあと、テレビに集中しているとき、園から帰ってきてぼーっとしているとき。そんな場面で出るなら、クセそのものより、その前後の気持ちや状況を見たほうがヒントになります。

手や口を使う時間が足りていないこともある

日本小児歯科学会 では、指しゃぶりへの対応として、外遊びや運動で体を使うこと、手や口を使う機会を増やすことがすすめられています。

たしかに、よく動いてよく遊んだ日は、指や爪に向かう時間が減る子もいます。
ずっと止める声かけをするより、別の行動で満たしていくほうがスムーズなこと、あるんですよね。

アボ隊長の本音2人目がまさに、手持ちぶさたタイプでした。
家にいる時間が長いと爪をいじりやすいのに、外でたっぷり遊んだ日はかなり減るんです。だから「ダメ!」だけじゃなくて、「この子、今ヒマなんだな」「気持ちが余ってるのかも」と見るようにしていました。

やってよかった家庭での対応

まずは見つけても大声で止めない

見つけた瞬間、「やめなさい!」と言いたくなりますよね。
でも、強く止めると、かえって意識しすぎて増える子もいます。まずはさりげなく手をつなぐ、別の遊びに誘う、おもちゃを渡すなど、意識をずらすほうがやわらかく進めやすいです。

寝る前の安心ルーティンを作る

指しゃぶりが寝る前に出やすいなら、手を握る、絵本を読む、背中をさするなど、安心して眠りに入れる流れを作るのがおすすめです。

手を使う遊びを増やす

粘土、シール貼り、お絵描き、ブロック、折り紙。
こういう“手が忙しくなる遊び”は、爪噛みや指しゃぶりから意識をそらしやすいです。外遊びや運動も、気持ちの発散にはかなり効きます。日本小児歯科学会

必要なら補助アイテムも使う

年齢や性格によっては、ばんそうこう、手袋、専用の苦味ケアなどを使う方法もあります。ただし、これは“罰”っぽくなると逆効果です。「いっしょにやってみる?」くらいの軽さで試すほうがうまくいきやすいです。

逆効果になりやすいNG対応

人前で叱る、恥ずかしがらせる

「またやってる!」「赤ちゃんみたいだよ」
こういう言い方、つい出そうになりますよね。でも、子どもが恥ずかしい気持ちになったり、不安が強くなったりすると、かえってやめにくくなることがあります。

無理やり止め続ける

指しゃぶりは3歳ごろまでは特に禁止しなくてよいとされていますし、背景に安心したい気持ちがある場合もあります。止めることだけに集中しすぎると、親子ともにしんどくなりやすいです。

「この子はずっと治らない」と決めつける

子どものクセは、時期や環境で変わります。日本小児神経学会の偏食対応でも、“この子はできないと決めつけない”姿勢の大切さが示されていますが、こういう習慣にも同じことが言えるなと感じます。

アボ隊長の本音わたしも昔、「もう何回言ったらわかるの!」って言ってしまったことがあります。
でも、あれでよくなったことは正直ほぼなかったです(笑)。親が疲れているときほど、クセを直すより、まず空気をこじらせないことのほうが大事だなって思います。

受診や相談を考えたいサイン

指しゃぶりは歯並びの変化が目安になる

4歳を過ぎても頻繁に続く、寝ている間も長時間続く、前歯が出てきた、前歯が閉じない、発音しづらそう。こういう変化があるときは、小児歯科に相談するタイミングです。

爪噛みは傷や炎症が続くなら相談を

爪噛みは、指先がいつも出血している、赤く腫れる、爪がかなり傷んでいる、園や学校生活でもずっと出ている、本人が「やめたいのにやめられない」と困っている。そんなときは、かかりつけの小児科や皮膚科、必要に応じて心理相談につながるのもひとつです。

家庭だけで抱え込まなくていい

クセの背景に、不安、生活リズム、環境の変化があることもあります。
だから、「しつけの問題」で片づけなくて大丈夫です。小児科、小児歯科、保健センター、園の先生。頼れる場所はいくつかあります。

アボ隊長の本音相談するって、なんだか大げさに感じるかもしれません。
でも、親がひとりで悩み続けるより、早めに「この見方でいいですか?」って確認するだけでも全然違います。わたしは、迷ったら早めに人に聞く派です。そのほうが気持ちがラクでした。

【まとめ】

子どもの爪噛みや指しゃぶりは、見ている親にとって気になるクセです。

でも、すぐに強くやめさせるべきものとは限りません。とくに指しゃぶりは、小さいうちは発達の中で自然に見られることもあり、3歳ごろまでは無理に禁止しなくてよいとされています。

一方で、4歳を過ぎても頻繁に続くときや、歯並びや口の変化が気になるときは、少しずつやめる方向に整えていく時期です。

大事なのは、叱って押さえ込むことではなく、その子がどんなときにやりやすいのかを見て、安心感や手を使う遊び、生活リズムの見直しで支えていくこと。

クセだけを敵にしないで、背景にある気持ちごと受け止めるほうが、親子ともにうまくいきやすいです。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

爪噛みも指しゃぶりも、親の目にはすごく大きな問題に見えやすいんですよね。
とくに毎日見ていると、「今すぐなんとかしなきゃ」って気持ちになりやすいです。

でも、子どものクセって、まっすぐ力で止めようとすると、案外こじれます。
それより、「この子はいま何で安心したいんだろう」「どんなときに増えるんだろう」と見ていくほうが、結果的に近道なことが多いです。

ちゃんと気づいて、悩んで、どう関わろうか考えている時点で、もう十分向き合っています。焦らずいきましょう。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

  • かかりつけの小児科
    爪噛みや指しゃぶりの背景に不安や生活面の心配があるとき、全体を見ながら相談しやすい窓口です。
  • 小児歯科
    指しゃぶりが長く続いていて、歯並びやかみ合わせが気になるときに相談しやすいです。
  • 市区町村の保健センター・子育て相談窓口
    生活リズムや親の関わり方、家庭での対応を相談したいときに頼れます。
  • 園の先生・保育士
    家では出るけれど園ではどうか、逆に園だけで出ていないかなど、様子の違いを知るヒントになります。

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