園活MAGAZINE

子育ての悩み

夏休みの子どもの過ごし方|共働き・保育なし期間の親子プラン

夏休みって、子どもはうれしそうなのに、親はカレンダーを見た瞬間にちょっと黙りますよね。
「この日は午前保育だけ?」「お盆前の会議とかぶる…」「家で見るにしても一日なにしよう」と、頭の中だけ先にバタバタしがちなんです。

わたしも、長女・次女・三女が小さかったころ、7月の園だよりを開くたびに軽くフリーズしていました(笑)。でも毎年やってみて思うのは、夏休みは“映える予定”より“回る仕組み”のほうがずっと大事だということです。全部の曜日を充実させなくてもいいんです。親が倒れず、子どもが不安定になりすぎず、家の空気がそこそこ平和なら、それで十分なんですよね。

しかも、保育なし期間を家庭だけで抱え込む必要はありません。幼稚園の預かり保育、一時預かり、地域子育て支援拠点、ファミリー・サポート・センターなど、使える支援はちゃんとあります。短時間就労や急な用事だけでなく、リフレッシュ目的でも利用できるものがあるので、先に知っておくだけでも気持ちがかなり違います。こども家庭庁

目次
  1. 夏休みは「理想の予定」より「回る形」を先に作る
  2. 預け先と頼れる制度は7月前に確認しておく
  3. 生活リズムは朝で決まる
  4. 一日は3ブロックで考えるとラクになる
  5. 家時間はお金をかけすぎなくて大丈夫
  6. 暑さ対策と親の限界サインも夏休み計画の一部
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

夏休みは「理想の予定」より「回る形」を先に作る

まずは親の予定から置く

共働き家庭の夏休みは、子どものやりたいことから埋めるより、親の出勤日や外せない予定を先に入れたほうがうまくいきます。そこに「預かりを使う日」「家で過ごす日」「買い物ついでに外へ出る日」を重ねていくと、予定が現実的になるんです。長期休みは子どもの居場所づくりが大切で、家庭外の預かりや見守りの場があることは保護者の安心にもつながります。こども家庭庁

完璧な夏休みを目指さない

毎日なにか特別なことをしようとすると、だいたい途中で息切れします。子どもにとって必要なのは、豪華なイベントより「今日どう過ごすかがなんとなく見える安心感」だったりするんですよね。

アボ隊長の本音わたし、長女が幼いころは「夏休みらしいことを毎日しなきゃ」と思っていました。水遊び、工作、お出かけ、おやつ作り…と詰め込んだ結果、次女が眠くて泣き、三女が抱っこから降りず、わたしだけ汗だくでした(笑)。あの経験から、“充実”より“平和に終わる”を目標にしたほうが、親子ともに幸せだと本気で思っています。

預け先と頼れる制度は7月前に確認しておく

一時預かりや預かり保育は遠慮しなくていい

保育所や認定こども園を日常的に利用していない家庭でも、一時預かりや地域子育て支援拠点、利用者支援、ファミリー・サポート・センターなどを使える場合があります。幼稚園の預かり保育は、長期休業中に実施している園もあり、短時間就労や急な用事、保護者のリフレッシュでも活用しやすい支援です。こども家庭庁

「困ってから探す」としんどい

夏休みに入ってから預け先を探すと、申込み時期が終わっていたり、定員が埋まっていたりしがちです。園、自治体、地域の子育て支援窓口に、6月〜7月前半のうちに一度聞いておくだけで、気持ちがずいぶん軽くなります。

アボ隊長の本音わたしは昔、「仕事のためとはいえ、預けるのは申し訳ないかな」と勝手に遠慮していました。でも、無理して全部抱えると、結局わたしの余裕がなくなって子どもにしわ寄せがいくんです。長女のときにそれをやってしまって反省しました。頼るのってサボりじゃないんですよね。むしろ、夏を回すための作戦でした。

生活リズムは朝で決まる

起きる時間と朝ごはんは大きく崩さない

長期休みでも、起床時間を大きくずらしすぎないほうが一日が安定しやすいです。朝の光を浴びて、朝ごはんを食べて、昼間にしっかり体を動かす。この基本だけでも、夜の寝つきや機嫌に差が出やすいんですよね。家庭での生活リズムづくりでは、早寝・早起き・朝ごはんと、日中の活動が土台になるとされています。文部科学省

休み中こそ「朝の固定」が効く

朝だけ一定にしておくと、そのあとが多少ずれても立て直しやすいんです。反対に、朝寝坊が続くと、昼食、お昼寝、夜更かしまで全部連鎖しやすいんですよ。

アボ隊長の本音我が家も一度、夏休みだからと朝をゆるめたことがありました。すると、長女の朝食が遅れ、次女が変な時間に眠くなり、三女は夕方に寝落ち。夜には全員元気になって、寝室がなぜか第二部スタートみたいになったんです(笑)。あれ以来、多少だらっとしても、起きる時間だけは大きくずらさないようにしています。

一日は3ブロックで考えるとラクになる

午前・昼・午後でざっくり分ける

一日を30分単位で埋めると親が苦しくなります。おすすめは、午前は動く、昼は休む、午後は軽く遊ぶ、くらいの3ブロックです。これだけで「次なにする?」が減りやすいんです。

午前は外か体を動かす遊び、昼は静かな時間

午前中は買い物、散歩、ベランダ遊び、水遊びなど、少し体を使う時間にして、昼食後は絵本、シール、折り紙、お昼寝に寄せると流れが作りやすいです。昼間によく遊んだ子どもは、食事や眠りのリズムも整いやすいと考えられています。文部科学省

アボ隊長の本音うちでは、午前にベランダで水遊びか近所をひと回り、昼はそうめんと絵本、午後は洗濯物たたみかお店やさんごっこ、という流れが多かったです。すごく地味ですよね。でも、この“地味な型”がいちばん強かったんです。親の気力がゼロの日でも回せるので、派手な予定より結局助かりました。

家時間はお金をかけすぎなくて大丈夫

定番遊びは何度でも使っていい

夏休みって、毎日なにか新しいものを用意しなきゃと思いがちです。でも、子どもは案外、同じ遊びを繰り返すのが好きなんですよね。段ボール、シール、新聞びりびり、色水、洗濯ばさみ、おままごと。このあたりは本当に強いです。

お手伝いを遊びに混ぜると一石二鳥

洗濯物たたみを「お店の仕分け」、野菜洗いを「お料理屋さんの準備」にすると、生活の中で遊びやすくなります。親としては家事が少し進み、子どもは参加できた気分になれるので、お互い悪くないんですよ。

アボ隊長の本音 わたしはかわいい工作キットを買って満足していたのに、長女・次女・三女がいちばん盛り上がったのは段ボールのお店やさんでした。長女が看板係、次女が店員、三女はずっとお客さん。正直、「え、こんなに安上がりでいいの?」と思いました(笑)。でも、親が張り切りすぎない遊びのほうが、長く続くんですよね。

暑さ対策と親の限界サインも夏休み計画の一部

子どもは大人より暑さの影響を受けやすい

夏の外遊びや移動では、顔色や汗のかき方、水分補給、服装の調整が欠かせません。子どもは地面に近いぶん、暑さの影響を受けやすく、日頃から無理のない範囲で暑さに慣れていくことも大切です。車内に子どもだけを残さないことも絶対に外せません。環境省

親がしんどい日は計画を減らしていい

夏休みは、子どもより先に親がバテることがあります。食事の準備、仕事、送迎、家事、きょうだいげんかの仲裁。これが毎日続くと、そりゃ疲れます。そんな日は予定を削る、冷凍食品に頼る、動画に少し助けてもらう、それでいいんです。

アボ隊長の本音 夕方、長女が話しかけてきて、次女が泣いて、三女が「おなかすいたー」と叫んだ瞬間、「あ、今日はもう無理です」と心の中で白旗を上げた日、何度もあります(笑)。でも、そのたびに思うんです。親が限界なのに“いい夏休み”を演出しようとしても続かないって。だから今は、しんどい日は潔くハードルを下げます。そのほうが、結果的に子どもにもやさしくできました。

【まとめ】

夏休みの子どもの過ごし方は、なにか特別なことをどれだけ詰め込めるかではなく、親子が無理なく続けられるかで考えるとうまくいきます。共働きで保育なし期間があると、どうしても「自分がなんとかしなきゃ」と背負いやすいですよね。でも実際は、預かり保育や一時預かり、地域の支援、朝の生活リズム、ざっくりした一日の型、そういう小さな仕組みの積み重ねがいちばん効きます。毎日100点じゃなくて大丈夫です。家が少し散らかっても、お昼がそうめんの日が続いても、親子でなんとか笑って一日を終えられたら、それは立派な夏休みだとわたしは思っています。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

夏休みって、子どもにとっては楽しい季節なのに、親にとっては“段取り力の総力戦”みたいなところがありますよね。わたしも、長女・次女・三女が小さかったころは、予定表とにらめっこしながら「今週どう回すの…」とよくつぶやいていました。でも、あとから残るのって、豪華なお出かけより、家でスイカを食べた日とか、みんなで昼寝しちゃった午後とか、そんな普通の時間だったりするんです。だから、がんばりすぎなくて大丈夫。親が少し楽で、子どもが安心している。それだけで、十分いい夏休みですよ。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※遊び・生活系:遊び中は必ず大人が見守るようにしてください。
育児・発達系:本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

  • かかりつけの小児科医
    いつもの様子を知っている先生なので、体調や生活リズムの変化を相談しやすい窓口です。
  • #8000(こども医療電話相談)
    夜間や休日に「受診したほうがいいかな」と迷ったときに使いやすい相談先です。
  • 自治体の子育て相談窓口・保健センター
    夏休み中の生活リズムや家庭での過ごし方、育児のしんどさを幅広く相談できます。
  • 園の先生や担任
    集団生活の中での子どもの様子を踏まえて、家庭との違いや気になる変化を共有しやすい相手です。
  • 産婦人科・出産した医療機関・助産師
    妊娠中や産後のママ自身の体調不良、睡眠不足、気持ちの落ち込みがあるときに相談しやすい窓口です。
  • 119番
    意識がはっきりしない、水分がとれない、ぐったりしているなど緊急性が高いときは、ためらわず救急要請を優先してください。

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