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子育ての悩み

かんしゃく|2〜4歳に多い理由と叱らずに向き合う方法

子どものかんしゃくって、しんどいですよね。
急に泣く、床に寝転がる、手がつけられない、こっちの声がまったく届かない。外出先だと余計に焦るし、「うちの子だけこんなに激しいのかな」と不安になるママも多いと思います。

わたしも1人目の長女が2歳半のころ、スーパーのレジ前で大泣きされたことがありました。お菓子がほしかった、順番が待てなかった、眠かった、たぶん全部です(笑)。あのときは「やめてー」と思う気持ちでいっぱいでしたが、今なら、あれも「困らせるためじゃなくて、気持ちを抱えきれなかったんだな」と思えます。

2〜4歳ごろは自己主張がぐっと強くなり、自立に向かう気持ちが大きくなる時期です。でも、気持ちを言葉で整理したり、うまく伝えたりする力はまだ育ち途中。そのズレが、かんしゃくとして出やすいんです。 こども家庭庁

この記事では、かんしゃくが起こりやすい理由、叱らずに向き合うコツ、落ち着いた後の関わり方、そして相談を考えたいサインまで、アボ隊長の本音も交えながらまとめます。

目次
  1. かんしゃくが2〜4歳に多いのはなぜ?
  2. かんしゃくって、いつでも同じ理由で起きるわけじゃないです。
  3. 叱らずに向き合うための基本ステップ
  4. 落ち着いた後の声かけで育つもの
  5.  園と家庭でそろえたい関わり方
  6. 相談を考えたいかんしゃくのサイン
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

かんしゃくが2〜4歳に多いのはなぜ?

2〜4歳のかんしゃくには、ちゃんと理由があります。
まず大きいのは、「自分で決めたい」「やりたい」が強くなること。2歳ごろは自己主張が強く現れやすく、いわゆるイヤイヤ期、第一次反抗期とも重なる時期です。これは単なるわがままではなく、自立に向かおうとする育ちの表れなんです。 こども家庭庁

その一方で、まだ気持ちの整理はうまくできません。
言葉は増えてきても、「悔しい」「先にやりたかった」「疲れてもう無理」みたいな複雑な気持ちを、そのまま言葉にするのは難しいんですよね。だから、気持ちがあふれると泣く、怒る、ひっくり返る、で表すことになります。

アボ隊長の本音親から見ると、突然スイッチが入ったように見えるんです。
でも実際は、その前に小さい不満や疲れが積もっていたりします。次男はとくに、“自分でやりたいのにうまくいかない”で爆発するタイプでした。かんしゃくって、性格が悪いんじゃなくて、気持ちがまだ渋滞してる状態なんですよね。

かんしゃくって、いつでも同じ理由で起きるわけじゃないです。


でも、起きやすい場面にはかなり共通点があります。

よくあるきっかけは「疲れ・空腹・予定変更」

眠い、おなかがすいた、暑い、急がされる、遊びを切り上げる、思っていたのと違う。
このへん、全部引き金になりやすいです。子どもってまだ自分でコンディション管理ができないので、体のしんどさがそのまま感情に出やすいんですよね。

「できない悔しさ」も大きい

2〜4歳は、やりたいことが増える時期でもあります。
でも、ボタンが留まらない、靴が履けない、ブロックが崩れる。そういう“小さい失敗”がすごく大きく感じられることもあります。大人からすると「それくらい」で済むことでも、本人には大事件なんです。

アボ隊長の本音三女が3歳のころ、靴下がちょっとズレただけで大泣きしたことがありました。
最初は「え、それだけ?」って思ったんですが、よく考えると、その日は昼寝なし、外遊び長め、おやつ少なめ。そりゃ崩れますよね(笑)。かんしゃくって、目の前の出来事だけじゃなくて、その日一日の積み重ねを見ると分かりやすいです。

叱らずに向き合うための基本ステップ

ここ、いちばん知りたいところかもしれません。
結論からいうと、かんしゃくの真っ最中は“言い聞かせタイム”じゃないです。

まずは安全確保と距離感

物を投げる、自分や人を叩く、道路に飛び出しそう。そういう危険があるなら、まず止めるのが最優先です。ここはやさしくより安全です。抱きかかえる、場所を移す、周りの危ない物をどける。先にこれで大丈夫。

気持ちを言葉にして返す

落ち着く入口として役立つのが、気持ちの代弁です。
「嫌だったんだね」
「まだやりたかったんだね」
「悔しかったね」
こんなふうに、正解を当てるというより、気持ちに寄り添う感じで返すと、子どもが少し緩むことがあります。

こども家庭庁の資料でも、怒りや悲しみ、不安に大人が波長を合わせて、「嫌な感じなんだね」「一緒にいるよ」と感情を尊重し、落ち着くのを一緒に手伝う関わりが大切だと示されています。 こども家庭庁

「叱らない」は「何でもOK」ではない

ここは誤解しやすいです。
気持ちは受け止める。でも、人を叩く、物を壊す、危ないことは止める。この線引きは必要です。感情はOK、行動は調整、というイメージが近いかもしれません。

アボ隊長の本音長女のかんしゃく期、わたしは“ちゃんと説明すれば分かるはず”と思って長話していました。
もちろん全然入らない(笑)。今なら分かります。大荒れ中の子に必要なのは説教じゃなくて、まず落ち着ける足場なんですよね。

落ち着いた後の声かけで育つもの

本番は、実は“落ち着いた後”です。
ここでどんな言葉をかけるかが、次につながりやすいんですよね。

まずは「戻れたこと」を一緒に確認する

「泣いてたけど戻れたね」
「ママと一緒に落ち着けたね」
こういう声かけは、子どもに“自分は戻ってこられる”感覚を残しやすいです。

次に、言葉の練習を少しだけ

落ち着いてからなら、「貸してって言いたかったんだね」「先にやりたかったんだね」と、気持ちに名前をつける練習ができます。2歳ごろは言葉が増えて二語文が出てきやすい時期で、自分の気持ちを伝える土台が育っていく途中です。 こども家庭庁

アボ隊長の本音わたし、昔はかんしゃくの後につい「だから言ったでしょ」を足してしまっていました。
でもあれ、親はスッキリしても子どもには残りにくいんですよね。今は「悔しかったね」のあとに、「次はこう言ってみようか」と短く返すくらいにしています。そのほうが親子ともに消耗しにくいです。

 園と家庭でそろえたい関わり方

かんしゃくが気になるときほど、園との連携は大事です。
家だけで見ると激しく感じても、園では比較的落ち着いていることもありますし、逆に集団のほうでしんどさが出ていることもあります。

聞きたいのは「ある・ない」より「どんな時か」

「園ではかんしゃくありますか?」だけだと、情報が薄くなりやすいです。
それより、「切り替えの時に出やすいですか?」「眠い時間ですか?」「どんな声かけで落ち着きますか?」みたいに聞くと、家庭でも参考にしやすいです。

親が責められていると思わなくて大丈夫

ひどいかんしゃくがあると、「育て方が悪いのかな」と自信をなくす親も多いです。でも、国立成育医療研究センターの資料でも、相談することは子どもの育ちを促すプラスの第一歩だと整理されています。ひとりで抱え込まなくていいんです。 国立成育医療研究センター

アボ隊長の本音保育の現場にいた頃、「家ではすごいんです」と申し訳なさそうに話すママがたくさんいました。
でも、そういう話ってすごく大事なんです。園では見えない姿を教えてもらえると、支え方を一緒に考えやすくなるんですよ。相談って、反省文じゃないですからね。

相談を考えたいかんしゃくのサイン

かんしゃく自体は珍しくありません。
ただ、相談したほうがいいサインはあります。

こんな様子が続くときは一度相談を

ひどいかんしゃくが繰り返し続く。
自分を傷つける行為がある。
あやしても喜ばない、抱っこを強く嫌がる、指さしやまね、気持ちの共有がかなり少ない。そうした様子があるときは、一度相談先につながってみるのがおすすめです。 国立成育医療研究センター

相談は“診断をつけるため”だけじゃない

ここ、すごく大事です。
相談って、何かを決めつけるためじゃなくて、親がラクになるためでもあります。子どもの困りごとの背景を一緒に整理したり、関わり方のヒントをもらったりするだけでも、かなり違います。

アボ隊長の本音わたし自身、親として相談する側になったとき、「もっと深刻じゃないと行っちゃダメかな」と思っていました。
でも実際は逆でした。早めに話せるほうが、こじれにくいんです。迷った時点で聞いていい。これはほんとに伝えたいです。

【まとめ】

2〜4歳のかんしゃくは、自己主張の強まりと、気持ちをうまく言葉にできない未熟さが重なって起こりやすくなります。だからこそ、まずは「困らせたいからやっているわけじゃない」と見ることが、親のしんどさを少し軽くしてくれます。真っ最中は安全確保と寄り添いを優先し、落ち着いてから気持ちに名前をつけていく。これを繰り返すうちに、子どもは少しずつ“爆発する前に伝える”力を育てていきます。毎回うまくできなくて大丈夫ですし、親だってイライラして当然です。完璧な対応より、親子で立て直せることのほうがずっと大事なんですよね。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

かんしゃくって、親のメンタルに直撃します。

外では恥ずかしいし、家ではしんどいし、優しくしたいのに優しくできない日もありますよね。わたしも何度もありました。でも、かんしゃくの裏にはたいてい“まだ言えない気持ち”があります。そう思えるだけで、少し見え方が変わるかもしれません。ママが毎回100点じゃなくていいです。戻り直せる親子なら、それで十分です。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。
※遊び中は必ず大人が見守るようにしてください。

【相談窓口】

・かかりつけの小児科
睡眠、食欲、発達の気がかりを含めて、まず相談しやすい基本の窓口です。 

・自治体の発達相談・保健センター・子育て相談窓口
「病院に行くほどか分からないけど気になる」「かかわり方のコツを知りたい」という段階で相談しやすい窓口です。

・通っている園の担任・主任・園の相談体制
園での様子、かんしゃくのきっかけ、落ち着きやすい関わり方を共有しながら、家庭と園で支え方をそろえやすくなります。

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