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子育ての悩み

子どもの偏食がひどい|食べない原因と試してほしい5つのアプローチ

子どもの偏食って、想像以上にしんどいですよね。

せっかく作ったのに見ただけでイヤ。
ひと口も食べない。
昨日まで食べていたものまで急に拒否。

「うちの子、このままで大丈夫?」と心配になるし、食卓のたびに気持ちが削られるママ・パパも多いと思います。

わたしも3人育てる中で、偏食には何度もぶつかりました。1人目の長女は緑のものを見ただけで全力拒否、2人目は食感にこだわりが強くて、ちょっとでもやわらかすぎると終了(笑)。保育の現場でも、「食べない」が親の大きな悩みになる場面をたくさん見てきました。

でも、偏食は「親のせい」と決めつけなくて大丈夫です。幼児期は好き嫌い、むら食い、遊び食べが出やすい時期ですし、保護者の多くが同じように食事の悩みを抱えています。厚生労働省

この記事では、子どもが食べない理由を整理しながら、家庭で試しやすい5つのアプローチを、ママ目線と保育の視点の両方でまとめます。責めるより、少しやり方を変える。そのヒントになればうれしいです。

目次
  1. 子どもの偏食はめずらしくない
  2. 偏食がひどく見えるときの主な原因
  3. 試してほしいアプローチ①〜②
  4. 試してほしいアプローチ③〜④
  5. 試してほしいアプローチ⑤とNG対応
  6. 受診や相談を考えたいサイン
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どもの偏食はめずらしくない

幼児期は「食べない悩み」が出やすい時期

子どもの食事の悩みは、かなり多くの家庭にあります。厚生労働省の乳幼児栄養調査でも、2〜6歳ごろの保護者は「遊び食べ」「偏食」「むら食い」「食べるのに時間がかかる」といった困りごとを多く挙げていました。特に偏食はどの年齢でも約3割前後の保護者が悩んでいて、決して珍しいことではありません。

「食べない=異常」とは限らない

幼児期は、食べ方にムラが出たり、初めてのものを警戒したりしやすい時期です。だから、昨日食べたのに今日は食べない、というのもよくあります。大人から見ると振り回されますが、それだけで即「問題」と決めなくて大丈夫なケースも多いんです。

アボ隊長の本音保育の現場でも、おうちでも、偏食はほんとうによくある悩みです。
わたしも1人目のときは、「野菜を食べない=育て方が悪いのかな」と本気で落ち込みました。でも、あとから振り返ると、子どもの発達の途中にある“あるある”もかなり混ざっていました。まずは、親だけが失敗しているわけじゃないと知ってほしいです。

偏食がひどく見えるときの主な原因

味・見た目・食感への苦手意識

子どもの「嫌」は、わがままだけではありません。苦味が気になる、ぐにゃっとした食感がイヤ、色で警戒する。そんな感覚の引っかかりで食べにくくなることがあります。特に幼児期は、食べ物に慣れる途中なので、ちょっとした違いでも拒否につながりやすいです。

生活リズムや間食の影響

偏食っぽく見えても、実はお腹が空いていないだけ、ということもあります。起床や就寝が遅い、活動量が少ない、食事前におやつやジュースを入れる。こういう積み重ねで、食事の時間に食欲がわかない子は少なくありません。

食卓の空気がプレッシャーになっている

「ひと口だけでいいから」「せっかく作ったのに」「前に食べたでしょ」。
親としては当然言いたくなりますよね。でも、子どもにとっては、その空気自体がしんどくなってしまうこともあります。食べることより、“怒られないこと”に意識が向いてしまうと、ますます進みにくいんです。

アボ隊長の本音2人目がまさにこれでした。食感に敏感なタイプで、煮たにんじんはダメなのに、スティック状で少しかためだと食べるんです。最初は「同じにんじんなのに!」って思いました(笑)。でも、子どもにとっては“同じ食材”じゃなくて“別もの”なんですよね。

試してほしいアプローチ①〜②

アプローチ1:無理に食べさせず、でも食卓には出し続ける

好き嫌いがあっても、無理やり食べさせるより、食卓には自然に出し続ける方がうまくいきやすいです。大人がおいしそうに食べている様子を見せることも、子どもにはかなり効きます。「食べなさい」より、「これシャキシャキしてるね」のほうが、案外入り口になります。

アプローチ2:食べられるものの共通点を探す

偏食対応でかなり役立つのが、「この子は何が苦手か」より「何ならいけるか」を見ることです。たとえば、カリカリ食感は好き、白いものは安心、スープなら飲める、細かい形だと食べやすい。そんな共通点が見えてくると、次の一手が出しやすくなります。

同じ野菜でも、ポタージュならOK、チップス状ならOK、細かく刻めば混ざっても平気、という子は本当に多いです。味そのものというより、形や口当たりで止まっていることもあるんですよね。

アボ隊長の本音長女は葉物が全滅だったんですが、なぜか海苔は大好きでした。そこで「パリパリ系は好きかも」と気づいて、ほうれん草を小さめチヂミにしたら食べたことがあったんです。あのとき、「嫌いな食材」じゃなくて「いける条件」を見る大事さを学びました。

試してほしいアプローチ③〜④

アプローチ3:食べ物に“関わる体験”を増やす

幼児期は、食べる前の体験が意外と大事です。簡単な調理を手伝う、食材を洗う、並べる、育てる、収穫する。そうやって食べ物に自分から関わる機会があると、食べるハードルが少し下がることがあります。

「食べる」だけをゴールにしなくていいんです。
まず触る。におう。ちぎる。盛る。ここからでも十分前進ですよ。

アプローチ4:初めてのものには“安心できる言葉”を添える

知らない食べ物を前にすると、大人でもちょっと身構えますよね。子どもはなおさらです。そんなときは、「これ、いつものかぼちゃにちょっと似てるよ」「ポテトみたいにほくほくだよ」みたいに、知っているものにつなげてあげると安心しやすくなります。

メニュー名をみて少し遊んでみるのもありです。
「星のにんじん」「パリパリブロッコリー」みたいな、ちょっとした工夫で空気が変わる子もいます。

アボ隊長の本音3人目は“手伝いたい期”が強かったので、盛り付け係にしたら食いつきが変わりました。自分で並べたミニトマトは食べるのに、出されたミニトマトは食べない(笑)。子どもって不思議ですが、関わった分だけ愛着が出るんだなと感じました。

試してほしいアプローチ⑤とNG対応

アプローチ5:量を減らして「食べきれた」を作る

偏食の子には、最初から普通量を出しすぎないのもコツです。量が多いだけで圧倒される子、います。いつもの8割くらい、もっと少なくても大丈夫。完食の成功体験が積み重なると、食卓への苦手意識がやわらぎやすいです。

少しでもできたら、ちゃんとほめる

ひと口食べた。におえた。舌にのせられた。
このくらいの小さな一歩でも、ちゃんと前進できます。少しでもチャレンジできたらほめる。これ、地味ですがかなり大事です。子どもは「できなかったこと」より「見てもらえたこと」で次のやる気が変わります。

やりがちなNG対応

偏食が続くと、ついやってしまいがちなのが、怒る、比べる、交換条件を出す、嫌いなものを山盛りにする、です。もちろん親だって余裕がない日があります。でも、食事の時間そのものがイヤな記憶になると、長引きやすくなります。食事はなるべく楽しい時間でありたい、という視点はやっぱり大切です。

アボ隊長の本音わたしも「これ食べたらデザートね」をやったことがあります。
たぶん多くの親が一度は通る道です(笑)。でも結局、それで食べても“好きになる”とは別なんですよね。短期戦で勝つより、長期戦でこじらせないほうが大事だなと、今は思っています。

受診や相談を考えたいサイン

成長や体調が気になるとき

偏食そのものは幼児期によくある悩みですが、体重が増えにくい、明らかに食べられるものが極端に少ない、便秘が強い、元気がない、食べること自体がかなり苦痛そう、という場合は、一度専門家に相談したほうが安心です。日本小児神経学会でも、栄養確保を優先しながら、必要に応じて専門的な支援を受ける考え方が示されています。

家庭だけで抱えなくていい

偏食は、食べ方の問題だけでなく、生活リズム、感覚の特性、食事環境など、いろいろな要素が重なっていることがあります。だからこそ、「親の頑張りが足りない」で片づけなくて大丈夫です。保健センター、乳幼児健診、小児科、管理栄養士につながるだけでも、かなり気持ちがラクになることがあります。

アボ隊長の本音親って、食べない悩みを意外と人に言いにくいんですよね。
「うちだけ?」って思いやすいから。でも、相談すると「それ、よくありますよ」と返ってくることが本当に多いです。ひとりで煮詰まる前に、誰かに見てもらうのは全然アリです。

【まとめ】

子どもの偏食がひどく見えるときほど、親は焦ります。栄養のこと、発育のこと、将来の好き嫌いまで、一気に心配になりますよね。

でも実際には、幼児期の偏食やむら食いは珍しいものではなく、味や食感への苦手意識、生活リズム、食卓の空気など、いくつもの理由が重なって起きていることが多いです。

だから、力で食べさせるよりも、食卓に自然に出し続ける、食べられる条件を探す、食べ物に関わる体験を増やす、安心できる声かけをする、量を減らして成功体験を作る。

こうした小さな工夫のほうが、じわじわ効いてきます。すぐに劇的に変わらなくても大丈夫。親子で食事の空気をこじらせないことが、実はすごく大事なんです。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

偏食って、毎日3回ある悩みだからしんどいんですよね。
1回の食事だけじゃなく、朝も昼も夜も続くから、親の気持ちがすり減りやすいです。

わたしも「また食べないの?」って何度思ったかわかりません。
でも、あとから振り返ると、子どもが変わるきっかけって、意外と大きなことじゃありませんでした。

切り方を変えた。
量を減らした。
いっしょに並べた。
それだけで食べた日もあるんです。

だから、今日うまくいかなくても大丈夫。
偏食は、親の根性でねじ伏せるものじゃなくて、子どもに合う入口を探していくもの。そんな気持ちでいけると、少しラクになりますよ。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

【相談窓口】

偏食や食べない悩みで不安が強いときは、家庭だけで抱え込まず相談してみてください。

  • かかりつけの小児科
    食欲低下、便秘、体重増加不良、体調面が気になるときの相談先です。
  • 市区町村の保健センター・乳幼児健診
    食事量、生活リズム、偏食への関わり方などを相談しやすい窓口です。
  • 管理栄養士への栄養相談
    食べられるものが少ない、栄養バランスが心配というときに役立ちます。
  • 園の先生や保育士
    家では食べないのに園では食べる、またはその逆があるときは、食べ方の違いを共有するとヒントが見つかることがあります。

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