園活MAGAZINE

年齢別の育ち

2歳の発達|言葉・運動・社会性でチェックしたいポイント

2歳って、かわいいです。
でも、正直めちゃくちゃ気になる時期でもありますよね。

急におしゃべりが増える子もいれば、まだ言葉は少なめの子もいる。走り回って目が離せない子もいれば、慎重派で一歩ずつ進む子もいる。「うちの子、このままで大丈夫かな」と、成長がうれしい日と不安な日が行ったり来たりしやすい時期なんです。

わたしも1人目の長女が2歳のころ、同じ月齢の子がぺらぺら話しているのを見て、帰宅後にちょっと落ち込んだことがありました。今思えば、あの時期って“できること”の差が目につきやすいだけで、中身はちゃんと育っていたんですよね(笑)。

2歳前後は、言葉、運動、手先の使い方、社会性がいっぺんに伸びやすい時期です。一方で、個人差もかなり大きいので、「チェック=判定」ではなく、「今の姿を知るヒント」として見るのが大事なんです。

この記事では、2歳の発達を言葉・運動・社会性の3つを中心に見ながら、親が安心して見守るための視点と、相談を考えたいサインまで、アボ隊長の本音込みでまとめます。

目次
  1. 2歳の発達は「一気に伸びるけど個人差も大きい」
  2. 2歳の言葉の発達で見たいポイント
  3. 2歳の運動・手先の発達で見たいポイント
  4. 2歳の社会性とやりとりの育ち
  5. イヤイヤ期とかんしゃくは発達とどう関係する?
  6. 相談を考えたいサインと受診の目安
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

2歳の発達は「一気に伸びるけど個人差も大きい」

2歳って、本当に変化が濃い時期です。
歩くのが安定して、走る、跳ぶ、階段をのぼるみたいな動きが増えてきますし、言葉も単語だけじゃなく二語文へ広がっていきやすいです。「じぶんで!」が強くなって、気持ちも大きく育ってきます。

でも、ここで忘れたくないのが個人差なんですよね。
2歳は、同じ月齢でも伸び方がかなり違います。言葉が先にぐんと伸びる子もいれば、体の使い方が先に育つ子もいます。あまりしゃべらない時期があっても、ことばを中にためている途中ということもあります。

アボ隊長の本音 わたしは、2人目の次女のときにやっと分かりました。
長女と同じペースで見ようとすると、不安が増えるだけなんです。姉妹でも全然ちがいました。だから2歳の発達って、「平均との差」より「この数か月でどう変わったか」を見たほうが、ずっと実感に合うんですよね。

2歳の言葉の発達で見たいポイント

2歳ごろになると、言葉の世界が少しずつ広がってきます。
たとえば「ママ きて」「わんわん いた」みたいな二語文が出始めたり、「きれい」「かっこいい」みたいに感じたことを言葉にしたり、保育者やお友だちの名前を呼ぶ姿も見られやすくなります。あいさつの言葉が生活に入ってくる子もいます。 

ただ、言葉は“話す量”だけじゃないんです。
呼ばれたら反応するか、簡単な指示が分かるか、指さしやまねっこでやりとりできるか。こういう部分も大事なコミュニケーションの土台になります。18〜24か月ごろは、言葉を使うことが社会性や情緒の発達とも絡み合って伸びていく時期と考えられています。

こんな見方だと焦りにくい

「単語はいくつ?」だけで見ると、親はしんどくなりがちです。
それより、「伝えようとしているか」「こっちの言葉を受け取れているか」を見るほうが、今の育ちが見えやすいんですよね。

アボ隊長の本音1人目の長女はおしゃべり早め、三女はゆっくりめでした。
当時のわたしは、どうしても“話す量”に目がいってしまって。でも三女って、指さしはするし、お願いしたことは分かってるし、表情でやりとりもできてたんです。あとから振り返ると、「言葉そのもの」より先に、ちゃんとコミュニケーションは育っていました。

2歳の運動・手先の発達で見たいポイント

2歳前後は、体を動かすのがどんどん楽しくなる時期です。
歩くのが安定して長い距離を歩いたり、その場で跳んだり、ボールを蹴ったり、階段をのぼったり。2歳を過ぎると、走る、跳ぶ、遊具にのぼる、三輪車を足で進めるなど、活動の幅が広がりやすくなります。

手先の発達も見どころです。
積み木を積む、洗濯ばさみで挟む、ひも通しをやりたがる、粘土を丸める、服の着脱やボタンに興味をもつ。こういう「細かいことを自分でやりたい」気持ちが出てくるのも、この時期らしさなんです。

上手にできるかより「やりたがるか」

ここ、すごく大事です。
まだ不器用でも、「じぶんでやる!」と手を出すこと自体が育ちなんですよね。ボタンが留められなくても、靴下が途中でぐちゃっとなっても、それは練習の入口です。

アボ隊長の本音次男が2歳のころ、服を自分で着ると言って、前後逆で満足げに立っていたことがありました(笑)。
親としては直したくなるんですけど、あの時期は“正しくできる”より“やってみたい”が大事でした。発達って、きれいに進むというより、遠回りしながら積み上がるんですよね。

2歳の社会性とやりとりの育ち

2歳の社会性って、「みんな仲良く遊べるか」だけでは見えません。
むしろ、まだぶつかりながら育つ時期なんです。おもちゃを貸したくない、順番を待てない、急に泣く。あるあるですよね。でもその中で、少しずつ相手の存在に気づいていきます。

言葉が増えることで、コミュニケーション、社会性、情緒が一緒に伸びやすくなるのが18〜24か月ごろの特徴です。指さしやまねといった、言葉を使わないやりとりもとても大切だとされています。 

2歳で見たい社会性のサイン

名前を呼ぶと反応する。
誰かのしていることをまねする。
楽しいものを指さして共有しようとする。
困ったときに大人のほうを見る。
こういう姿が見えているなら、社会性の土台はちゃんと育っていることが多いです。

アボ隊長の本音長女は2歳のころ、お友だちと“仲良く遊ぶ”というより、近くで同じことをして満足するタイプでした。
当時は「一緒に遊ばないなあ」と思っていたんですが、今思えば、同じ空間で相手を気にしながら過ごすだけでも立派な育ちだったんです。2歳って、まだ“並んで育つ”感じで十分なんですよ。

イヤイヤ期とかんしゃくは発達とどう関係する?

2歳の発達を語るなら、イヤイヤ期は避けて通れません。
というか、避けたいんですけど無理ですよね(笑)。

自分でやりたい気持ちが強くなるのに、まだうまくできない。言いたいことはあるのに、言葉が追いつかない。だから怒るし、泣くし、床にも転がります。これは困った行動でもあるんですが、見方を変えると、自立に向かう途中のすごく2歳らしい姿でもあるんです。

まずは気持ちを代弁してあげる

「自分でやりたかったんだね」
「まだ遊びたかったんだね」
この一言で落ち着くこと、ほんとにあります。もちろん毎回ではないです。でも、叱る前に気持ちを受け止めてもらえると、子どもって少し戻ってきやすいんですよね。

アボ隊長の本音三女のイヤイヤ期、すごかったです。
スーパーの床に寝そべって、トマトの前で動かない日もありました(笑)。あのころのわたしは「ちゃんとして」と思ってしまっていたんですが、今なら分かります。2歳って、親を困らせたいんじゃなくて、自分の中の大きな気持ちをまだ整理できないだけなんですよね。

相談を考えたいサインと受診の目安

個人差は大きい。
これは本当にその通りです。
ただ、それでも「少し相談してみようかな」と考えていいサインはあります。

たとえば、名前を呼んでも視線が合いにくい、指さしや簡単な指示理解がかなり難しい、有意味語がほとんどない、落ち着きのなさが強くて親の膝でも座っていられない、というような様子です。3歳に近づいても二語文が出ない場合なども、健診や相談先で一度話してみるきっかけになります。

ここで大事なのは、「相談=診断」ではないこと。
この時期は個人差が大きいため、1〜2か月後に改めて様子を見るなど、複数回で確認していく考え方が示されています。1回の印象だけで結論を急がなくていいんです。 

迷ったら、健診や地域の相談を使っていい。

1歳6か月児健診や3歳児健診は、発達や生活の様子を確認する大切な機会として位置づけられています。自治体の保健センターや子育て相談、発達相談につながる入口にもなりやすいです。 厚生労働省 こども家庭庁

アボ隊長の本音保育の現場でも、ママたちから「こんなことで相談していいのかな」とよく聞かれました。
いいです。全然いいんです。むしろ“ちょっと気になる”の段階で話せるほうが、親の気持ちも軽くなります。相談って、問題が確定してから行く場所じゃないんですよね。

【まとめ】

2歳の発達は、言葉、運動、社会性がそれぞれ大きく動き出す時期です。ただ、その伸び方は本当にひとりひとり違います。よく話す子、体を動かすのが得意な子、慎重だけど周りをよく見ている子。

どの姿も、その子なりの育ちの途中なんですよね。

親としては、つい同じ月齢の子やきょうだいと比べたくなりますが、見たいのは“今できるか”だけじゃなく、“少し前よりどう変わったか”です。気になることがあるときは、ひとりで抱え込まず、健診や相談先を使って大丈夫。安心して見守るために相談する、という使い方でいいんです。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

2歳って、かわいさと大変さが同時にピークみたいな時期ですよね。

でも、だからこそ成長も濃いです。昨日までできなかったことを、急に今日やる。逆に、昨日できたのに今日は全然やらない。そういう“ゆらぎ込み”で育っていくのが2歳なんだと思います。ママもパパも、完璧に見極めようとしなくて大丈夫ですよ。気になったら相談しつつ、毎日の小さな変化をいっしょに喜べたらそれで十分です。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療アドバイスではありません。お子さんの状態が心配な場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。

※遊び中は必ず大人が見守るようにしてください。 

【相談窓口】

かかりつけの小児科
ことばの遅れ、視線、落ち着き、睡眠や食事の困りごとなど、日常で気になる様子があるときの基本の相談先です。

自治体の保健センター・1歳6か月児健診/3歳児健診・発達相談
「受診するほどか分からないけど少し気になる」という段階で相談しやすい窓口です。地域の子育て相談や発達相談につながる入口にもなります。 厚生労働省 こども家庭庁

#8000(こども医療電話相談)
夜間や休日に、体調不良や受診の判断で迷ったときに使いやすい窓口です。 厚生労働省 上手な医療のかかり方

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