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子育ての悩み

子どもが運動会を嫌がる|練習したくない・出たくないときの声かけ

運動会のシーズンになると、「練習したくない」「運動会に出たくない」と言い出す子どもがいます。

楽しみにしているだろうと思っていたのに、急に嫌がるようになって、「どうしてだろう?」「どう声をかければいいの?」と悩む保護者も多いのではないでしょうか。わたしも次女のとき、運動会の前日に「行きたくない」と泣かれて、どう対応すればいいか迷ったことがあります。

子どもが運動会を嫌がる背景には、人前に出るのが苦手、失敗が怖い、練習が疲れる、友だちとうまくいっていない、競争が苦手、大きな音や人混みが苦手…など、さまざまな理由があります。

まずは、子どもの気持ちを聞いて、理由を理解することが大切です。無理に頑張らせるのではなく、寄り添いながら、子どものペースを尊重する関わり方を見つけていきましょう。

この記事では、子どもが運動会を嫌がる理由と、無理なく参加を促すための声かけや対応をご紹介します。

目次
  1. 子どもが運動会を嫌がる理由
  2. 年齢別に見る運動会への不安
  3. 練習を嫌がるときの声かけ方
  4. 当日「出たくない」と言われたときの対応
  5. 無理に参加させないほうがよい場合
  6. 園や先生と連携する方法
  7. 【まとめ】
  8. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

子どもが運動会を嫌がる理由

子どもが運動会を嫌がるとき、その背景にはさまざまな理由があります。

まずは、子どもの気持ちを聞いて、「なぜ嫌なのか」を理解することから始めましょう。

よくある理由

人前に出るのが恥ずかしい、失敗やミスを恐れている、練習が疲れる、友だちとうまくいっていない、競争が苦手、大きな音や人混みが苦手、親の期待がプレッシャーになっている、といった理由が考えられます。

子どもによって、理由は一つだったり、複数重なっていたりします。

気持ちを否定しない

「運動会は楽しいものなのに、なんで嫌がるの?」と思ってしまうかもしれません。

でも、子どもにとっては、運動会が楽しいばかりではないこともあるんです。「嫌だ」という気持ちを否定せず、まずは「そうなんだね」と受け止めてあげることが大切です。

理由を聞いてみる

「運動会のどこが嫌なの?」「何が心配?」と、やさしく聞いてみましょう。

子どもが言葉でうまく説明できない場合もあります。そのときは、「練習が疲れる?」「お友だちと何かあった?」と、いくつか選択肢を出してあげると、答えやすくなることもありますよ。

アボ隊長の本音次女が運動会の前日に「行きたくない」と泣いたとき、わたしは最初、「なんで?楽しいのに」と言ってしまいました。

でも、次女は「みんなの前で走るの恥ずかしい」と言ったんです。そのとき、「ああ、そういう気持ちがあるんだ」と気づきました。

子どもの気持ちを聞いてみないと、理由はわからないんですよね。まずは否定せず、「どうしたの?」と聞いてあげることが大事だと思います。

年齢別に見る運動会への不安

運動会への不安は、年齢によって現れ方が違います。

発達段階に応じた特徴を知っておくと、対応しやすくなりますよ。

0〜2歳児:環境の変化に驚く

0〜2歳の子どもは、大きな音や人混み、いつもと違う雰囲気に驚いて泣いてしまうことがあります。

運動会は、普段の園とは違う特別な雰囲気。それだけで不安になる子もいるんです。無理に参加させず、親子で見学するだけでも十分です。

3〜4歳児:恥ずかしさや失敗への不安

3〜4歳になると、恥ずかしさや「できなかったらどうしよう」という不安が出てきます。

人前に出るのが苦手な子や、慎重な性格の子は、「みんなに見られるのが嫌」と感じることも。練習でうまくできなかった経験が、不安につながることもあります。

5〜6歳児:競争意識やプレッシャー

5〜6歳になると、競争意識が芽生え、「勝ちたい」「負けたくない」という気持ちが強くなります。

その反面、「負けたら恥ずかしい」「期待に応えられなかったらどうしよう」というプレッシャーを感じる子もいます。親や先生の期待を敏感に感じ取って、それがストレスになることもあるんです。

アボ隊長の本音長女は5歳のとき、「リレーで負けたらどうしよう」と不安そうにしていました。

わたしは「勝っても負けても、頑張ったらそれでいいよ」と言ったのですが、長女にとっては「負けること」自体が怖かったみたいです。年齢が上がると、競争や期待がプレッシャーになることもあるんだなと実感しました。

年齢によって不安の形は違うので、子どもの様子をよく見てあげることが大事ですね。

練習を嫌がるときの声かけ方

運動会の練習を嫌がるとき、どんな声かけをすればいいのでしょうか?

プレッシャーをかけない、寄り添う声かけのコツをご紹介します。

「頑張って」よりも「楽しんでね」

「頑張って」という言葉は、子どもにとってプレッシャーになることがあります。

「楽しんでね」「やってみてね」「見てるよ」といった、結果を求めない声かけのほうが、子どもは気楽に参加できます。

結果よりも参加を認める

「上手にできたね」よりも、「参加できたね」「一緒に踊れたね」と、参加したこと自体を認めてあげましょう。

結果や上手さを褒めると、「できないとダメなんだ」と思ってしまうこともあります。参加することに価値があると伝えてあげてください。

「できなくても大丈夫」と安心させる

「できなくても大丈夫だよ」「途中で休んでもいいよ」と、安心できる言葉をかけてあげましょう。

失敗を恐れている子には、「失敗してもいい」ということを伝えることが大切です。

家で無理に練習させない

「家でも練習しなさい」と言うと、子どもはますます運動会がプレッシャーになります。

家では無理に練習させず、リラックスして過ごせる時間を大切にしましょう。子どもが自分から「練習したい」と言ったときだけ、一緒に楽しむ程度でいいと思います。

子どもの気持ちを否定しない

「みんな頑張ってるのに」「そんなこと言わないで」と否定するのではなく、「そうなんだね」「嫌なんだね」と、まずは気持ちを受け止めてあげましょう。

気持ちを受け止めてもらえると、子どもは安心します。

アボ隊長の本音三女が運動会の練習を嫌がったとき、わたしは「頑張らなくていいから、見てるだけでもいいよ」と言いました。

そしたら、三女は少し安心した顔をして、「じゃあ行ってみる」と言ったんです。プレッシャーをかけないことが、逆に参加する気持ちを引き出すこともあるんだなと感じました。

声かけ一つで、子どもの気持ちは変わります。焦らず、やさしく声をかけてあげてくださいね。

当日「出たくない」と言われたときの対応

運動会当日、「出たくない」と言われたら、どうすればいいのでしょうか?

焦らず、子どものペースを尊重する対応を心がけましょう。

まずは気持ちを受け止める

「せっかくの運動会なのに」と言いたくなる気持ちはわかります。

でも、まずは「嫌なんだね」「どうしたの?」と、子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。否定せず、共感することが第一歩です。

無理に励まさない

「大丈夫だよ」「頑張って」と励ますと、逆にプレッシャーになることがあります。

「見学してもいいよ」「途中から参加してもいいよ」と、いくつか選択肢を示してあげると、子どもは安心します。

先生に相談する

園に着いたら、先生に事情を伝えて、柔軟に対応してもらえるか相談しましょう。

見学から始めて、途中で参加できそうなら参加する、といった対応を取ってくれる園も多いです。先生と連携して、子どもをサポートしてあげてください。

親が一緒にいられる競技から

親子競技など、親が一緒にいられる競技から参加してみるのも一つの方法です。

「お母さんと一緒なら大丈夫」と感じる子もいます。少しずつ、無理のない範囲で参加できればOKです。

少しでも参加できたら十分

全部に参加できなくても、一つでも参加できたら、それで十分です。

「ちゃんと参加できたね」と、できたことを認めてあげましょう。無理強いせず、子どものペースを尊重することが大切です。

アボ隊長の本音次女が当日「出たくない」と言ったとき、わたしは「じゃあ、最初は見学しようか」と言いました。

園庭の隅で一緒に見ていたら、お友だちが楽しそうに踊っているのを見て、「わたしも行く」と言い出したんです。無理に参加させなくてよかったと思いました。

子どものタイミングを待つことも、大事な対応だと思います。

無理に参加させないほうがよい場合

無理に参加を促さないほうがよいケースもあります。

子どもの状態をよく見て、無理をさせないことが大切です。

体調不良がある場合

熱がある、体調が悪い、疲れている、といった場合は、無理に参加させないほうがいいです。

運動会は体力を使うので、体調不良のときに無理をすると、悪化することもあります。体調優先で、見学や欠席を選択しましょう。

強い不安や恐怖がある場合

泣き続けて参加が難しい、パニックになっている、強い恐怖を感じている、といった場合も、無理に参加させないほうがいいです。

無理強いすると、運動会だけでなく、園全体が嫌になってしまうこともあります。子どもの心を守ることを最優先にしてください。

感覚過敏がある場合

大きな音が苦痛、人混みが苦手、感覚過敏がある、といった子どもの場合、運動会の環境がとても辛いことがあります。

無理に参加させず、静かな場所で見学する、途中で帰る、といった選択肢も考えてあげましょう。

参加しないことが否定ではない

運動会に参加しないことは、子どもを否定することではありません。

子どもの気持ちやペースを尊重することが、長い目で見れば子どもの自信につながります。「参加しなければダメ」と思わず、柔軟に対応してあげてくださいね。

アボ隊長の本音わたしが保育教諭として働いていたとき、感覚過敏のある子どもが運動会を怖がっていたことがありました。

保護者と相談して、静かな教室で見学することにしたんです。その子は教室から窓越しに友だちを見て、最後は少しだけ外に出られました。無理に参加させなかったからこそ、少しずつ参加できたんだと思います。

子どもの気持ちを第一に考えることが、一番大切ですね。

園や先生と連携する方法

子どもが運動会を嫌がる場合、園や先生と連携することがとても大切です。

一緒に子どもをサポートしていきましょう。

家での様子を伝える

「家で運動会を嫌がっています」「こんな理由で不安がっています」と、家での様子を先生に伝えましょう。

先生は園での様子を見ているので、家での様子と合わせて、子どもの気持ちをより理解してくれます。

園での様子を聞く

「園ではどんな様子ですか?」「練習には参加していますか?」と、園での様子を聞いてみましょう。

家では嫌がっていても、園では頑張っていることもあります。逆に、園でも不安そうにしている場合は、より配慮が必要です。

配慮してほしいことを相談する

「無理に参加させないでほしい」「見学から始めてもいいか」「途中で休んでもいいか」といった、配慮してほしいことを相談しましょう。

多くの園は、子どもの気持ちを尊重して、柔軟に対応してくれます。遠慮せず、相談してみてくださいね。

当日の柔軟な対応をお願いする

「当日、様子を見ながら参加するか決めたい」「途中で帰るかもしれない」といった、柔軟な対応をお願いしましょう。

先生も子どものことを心配しているので、一緒に考えてくれるはずです。

子どもの気持ちを第一に

園と保護者が連携するとき、一番大切なのは「子どもの気持ちを第一に考える」ことです。

「全員参加が当たり前」という考えにとらわれず、子ども一人ひとりのペースを尊重する姿勢が大切です。

アボ隊長の本音わたしが保育教諭として働いていたとき、運動会を嫌がる子どもの保護者と、事前に何度も相談しました。

「無理させなくていいですよ」「見学だけでもいいですよ」と伝えたら、保護者も安心してくれて。当日は少しだけ参加できて、保護者も先生もみんなで喜びました。

園と保護者が協力することで、子どもは安心します。遠慮せず、相談してみてくださいね。

【まとめ】

子どもが運動会を嫌がるのは、珍しいことではありません。人前に出るのが苦手、失敗が怖い、練習が疲れる、友だちとうまくいっていない、競争が苦手、大きな音や人混みが苦手…など、さまざまな理由があります。

まずは、子どもの気持ちを聞いて、理由を理解することが大切です。「嫌だ」という気持ちを否定せず、「そうなんだね」と受け止めてあげましょう。

練習を嫌がるときは、「頑張って」よりも「楽しんでね」と声をかけ、結果よりも参加することを認めてあげてください。「できなくても大丈夫」と安心させる言葉が、子どもの心を軽くします。

当日「出たくない」と言われたら、まずは気持ちを受け止め、見学や途中参加の選択肢を示してあげましょう。少しでも参加できたら、それで十分です。

体調不良や強い不安がある場合、感覚過敏がある場合は、無理に参加させないほうがいいこともあります。参加しないことが子どもを否定するわけではありません。

園や先生と連携して、家での様子を伝えたり、園での様子を聞いたり、柔軟な対応をお願いしたりすることも大切です。子どもの気持ちを第一に考える姿勢が、長い目で見れば子どもの自信につながります。

無理に参加させるよりも、子どものペースを尊重し、寄り添うことが大切です。少しずつ、できることから始めていけば大丈夫ですよ。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

「みんな頑張ってるのに、うちの子だけ…」と悩む気持ち、すごくわかります。運動会は子どもの成長を見られる楽しみな行事だからこそ、嫌がられると心配になりますよね。

でも、運動会への参加の仕方は、子どもによって違って当然なんです。全部に参加できる子もいれば、見学だけの子もいる。それでいいんです。

大切なのは、子どもの気持ちに寄り添うこと。無理に頑張らせるよりも、「嫌なんだね」と受け止めて、「どうしたい?」と聞いてあげることが、子どもにとって一番の安心になります。

少しでも参加できたら、それは大きな一歩。参加できなくても、子どもは子どもなりに頑張っています。焦らず、子どものペースを尊重してあげてくださいね。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母(子育て歴20年))

※免責事項
本記事は一般的な育児情報の提供を目的としており、医療や心理カウンセリングの代わりではありません。お子さんの行動や発達について心配なことがある場合は、かかりつけの小児科医や専門家にご相談ください。

【相談窓口】

通園している保育園・幼稚園の担任や園長

子どもが運動会を嫌がっている場合、担任や園長に相談してみましょう。園での様子を聞いたり、柔軟な対応をお願いしたりできます。多くの園は、子どもの気持ちを尊重して対応してくれます。

自治体の子育て支援課・保健センター

子どもの不安や行動について、専門家に相談したい場合は、自治体の子育て支援課や保健センターに問い合わせてみましょう。臨床心理士や保健師が相談に乗ってくれることもあります。

地域の児童発達支援センター

感覚過敏や発達の特性がある場合、児童発達支援センターで相談できます。専門的なアドバイスや支援を受けられるので、気になることがあれば早めに相談してみてください。

子育てひろばや地域子育て支援拠点

同じように子育て中のママ・パパと情報交換したり、スタッフに相談したりできます。「うちの子も同じだった」という経験談を聞けることもあるので、心強いですよ。

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