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子育ての悩み

保育園の発表会を嫌がる|練習したくない・出たくないときの声かけ

保育園や幼稚園の発表会が近づくと、子どもが「練習したくない」「発表会に出たくない」と言い始めることがあります。

楽しみにしていたはずなのに、急に嫌がるようになった。家では元気に歌っているのに、園では練習に参加したがらない。そんな様子に、保護者も戸惑いますよね。

「発表会に出たくない」という言葉だけでは、子どもが何を負担に感じているのか、すぐには分からないものです。 

この記事では、子どもの気持ちを考えながら、家庭でできる声かけや園との連携、当日の見守り方を紹介します。

目次
  1. 発表会が嫌なのはどうして?子どもの気持ちを考える
  2. 「練習したくない」と言われたら、どう返す?
  3. 発表会までに家庭と園でできること
  4. 当日泣いてしまったら?参加の形を考える
  5. 発表会が終わったあとに伝えたいこと
  6. まとめ|発表会への向き合い方は一人ひとり違う
  7. 【編集部より:アボ隊長のコメント】

発表会が嫌なのはどうして?子どもの気持ちを考える

「出たくない」の裏にあるいろいろな理由

発表会に出ることを嫌がる姿は、よく見られる姿です。

そんな子たちには、次のような気持ちがあるのかもしれません。

  • 大勢の人に見られるのが恥ずかしい
  • せりふや動きを間違えるのが心配
  • 大きな音や会場の雰囲気が苦手
  • 練習が続いて疲れている
  • いつもと違う活動に戸惑っている

もしかしたら「発表会が嫌い」というより、発表会の中に苦手なことがあるのかもしれません。

まずは、何を嫌がっているのかを知ることが大切です。

家ではできるのに、園では嫌がることも

家では歌ったり踊ったりしていても、園での練習になると気が進まない様子を見せることも。

家庭と園では、周りにいる人の数も、音も、求められる動きも違います。

そのため、家でできることが園でも同じようにできるとは限りません。

「おうちではできるのに、どうして?」と考えるより、園ではどんな場面で困っているのかを先生に聞いてみましょう。

「練習したくない」と言われたら、どう返す?

まずは嫌だと思う気持ちを受け止める

子どもが「やりたくない」と言うと、つい「みんな頑張っているよ」「練習すれば大丈夫」と励ましたくなりますよね。

けれども、子ども自身が困っているときには、励ましが負担になることも。

まずは「そっか、練習が嫌なんだね」「何か困っていることがある?」と、話を聞いてみましょう。

理由をうまく説明できない場合は、無理に答えを求めなくても大丈夫です。

声をかけるなら、こんな言葉も

子どもの様子に合わせて、次のような声かけを考えてみましょう。

恥ずかしがっているとき

「たくさんの人に見られると、ドキドキするよね。お母さんもそうだよ」

間違えることを心配しているとき

「間違えたって、誰もあなたのことを怒ったりしないよ」

理由がわからないとき

「今はうまく話せなくてもいいよ。何かあったら教えてね」

大切なのは、発表会に出る約束を取りつけることではなく、子どもが安心して気持ちを話せることです。

発表会までに家庭と園でできること

家での練習は子どもの様子に合わせて

発表会が近づくと、家庭でも歌やせりふを練習したほうがよいのか迷うことがあります。

子どもが楽しんでいるなら、一緒に歌ったり、踊りを見せてもらったりするのもよいでしょう。

でも、発表会前は幼稚園の話や練習の話をすると嫌がる子もいるかもしれません。

そんな時は家庭まで練習の場にする必要はありません。

家では発表会から少し離れて、好きな遊びを楽しむ時間も大切にしたいですね。

先生と共有しておきたいこと

園の先生には、子どもが家庭でどのような話をしているのかを伝えてみましょう。

確認したいのは、例えば次のようなことです。

  • 園ではどの場面を嫌がっているか
  • 練習中はどのように過ごしているか
  • 本人が安心できる先生や友達はいるか
  • 参加の仕方を調整できるか

家庭と園で子どもの様子を共有することで、負担になっている場面が見えてくることもあります。

小さな参加の形も考えてみる

最初から最後まで舞台に立つことだけが、発表会への関わり方ではありません。

園と相談しながら、先生のそばで安心して取り組めるようにしたり、

一部の場面だけ参加する、練習を見学するなどの方法を相談できる場合もあります。

ただし、実際にできる対応は園によって異なります。

子どもの気持ちを確認しながら、先生と無理のない方法を考えていきたいですね。

当日泣いてしまったら?参加の形を考える

本番で気持ちが変わることもある

練習では楽しそうにしていた子どもが、当日になって泣いてしまうこともあります。

会場の広さや照明、保護者の姿など、普段と違う環境に緊張することもあるでしょう。

そんなときは、「練習ではできたのに」と責めず、まず子どもの様子を見守りたいですね。

出られなかったことだけで判断しない

舞台に立てなかったり、途中で参加をやめたりすると、保護者として残念に感じることもあると思います。

けれども、発表会までの過程で、子どもが経験したこともあります。

練習を見ていたこと、友達の歌を覚えたこと、会場まで来られたこと。

どんな経験がその子にとって意味のあるものだったのか、結果だけでなく過程にも目を向けてみましょう。

無理に舞台へ戻そうとせず、当日の対応は先生と相談しながら判断することが大切です。

発表会が終わったあとに伝えたいこと

「上手だった」以外の言葉もある

発表会が終わったら、子どもにどんな言葉をかけますか?

もちろん、頑張った姿を褒めるのもすてきです。

でも、舞台に立てたかどうかにかかわらず、「今日はどんな気持ちだった?」「あの歌、好きだったね」と、子ども自身の経験に目を向ける声かけもできます。

感想を話したがらない場合は、無理に振り返らなくても大丈夫です。

次の行事につなげるために

発表会が終わったあと、子どもが「もう出たくない」と言うこともあるかもしれません。

そんなときも、すぐに次の行事の約束をする必要はありません。

何が楽しかったのか、何が負担だったのかを、子どもの様子に合わせて少しずつ知っていけるといいですね。

アボ隊長の本音発表会は、たくさんの人が見守る特別な日。緊張するのは子どもだけでなく、保護者も同じですよね。
舞台の上で泣いている姿を見たら、思わず舞台袖まで飛んでいきたくなる方もいるのではないでしょうか。
でも、舞台に立てなかったとしても、それまで練習に取り組んできた時間がなくなるわけではありません。
「今まで練習、頑張ったね」
そんな言葉で、子どもなりに向き合ってきた日々を受け止めてあげたいですね。

まとめ|発表会への向き合い方は一人ひとり違う

発表会を嫌がる子どもに必要な関わり方は、みんな同じではありません。

練習を楽しめる子もいれば、人前に立つことに大きな緊張を感じる子もいます。

家庭では気持ちを受け止め、園ではどのように過ごしているのかを共有しながら、その子に合った参加の形を考えていきましょう。

【編集部より:アボ隊長のコメント】

発表会というと、どうしても本番の姿に目が向きがちですよね。

でも、保育教諭として大切にしたいのは、子どもがその日までにどんな気持ちで過ごしてきたかということです。

みんなと同じように参加できることだけを目標にせず、一人ひとりのペースを大切にしたいですね。


執筆:アボ隊長(園活ナビMAGAZINE 編集部・保育教諭・3児の母〈子育て歴20年〉)

※子どもの不安や行事への反応には個人差があります。強い不安が続いたり、日常生活にも影響が出たりしている場合は、園や専門家に相談してください。

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